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== 人物 ==
日本サッカー史上最高のストライカーの一人<ref name="六川">六川亨『サッカー戦術ルネッサンス』アスペクト、2009年、ISBN 9784757216617、P182 - 184。</ref>。[[1968年]][[メキシコオリンピック]]では7得点を挙げ、得点王に輝き、日本代表の銅メダル獲得にも大きく貢献した。右足から繰り出される強力なシュートが最大の武器。特に右45度からのシュートは正確無比<ref>[http://www.fcjapan.co.jp/coaching/striker/3_2.html 確かなインステップのボールをとらえる巧さと強さ] - 賀川 浩「ストライカーの技術講座」@tos</ref><ref>[http://www.fcjapan.co.jp/coaching/striker/3_3.html ボールに対する鋭い読み] - 賀川 浩「ストライカーの技術講座」</ref> で、そのレベルは恩師の[[デットマール・クラマー]]曰く世界最高クラスであった。また、左足からのシュートも右足ほどではないが正確であり、跳躍力を活かしたヘディングシュートも美しく<ref>[http://www.fcjapan.co.jp/coaching/striker/7_2.html 額にきちんと当て、狙った所へ落とす正確なヘディング] - 賀川 浩「ストライカーの技術講座」{{リンク切れ|date=2017年10月}}</ref>、後に釜本は、自らのシュートについて「5割は右足。左足が3割で、頭が2割」と語っている。即ち、あらゆる形からゴールを奪う事が出来る万能型フォワードであった。右足のシュートは、自身の若い頃に、プレースタイルに惚れ込んでいた往年のポルトガルの名ストライカー・[[エウゼビオ]]のフィルム映像を幾度も見て分析したことによるものである。映像分析から、エウゼビオはボール保持からシュートに至るまでの一連の動作が自身の動きより1つ少ない事に気づき、そこからシュートフォームを体得する。他、エウゼビオが得点後に大股で跳躍して、握った拳を腰から胸に突き上げる動作をしているが、現役当時の釜本もゴール後にエウゼビオと同じ[[ゴールパフォーマンス]]を行っているのが確認出来る。
 
対戦相手は釜本の突破と右足からの強烈なシュートを警戒し、それを阻止する事に神経を集中させる。そこで左足のシュートが威力を発揮した。1974年の日本リーグ通算100得点目は左足のトゥキック<ref>[http://www.fcjapan.co.jp/coaching/striker/9_3.html ボールを受けるための抜群のタイミングとコース取り] - 賀川 浩「ストライカーの技術講座」</ref>、1981年11月1日の通算200得点目も左足シュートであった<ref>[http://www.fcjapan.co.jp/coaching/striker/4_1.html 両足のシュートで国際的に成長] - 賀川 浩「ストライカーの技術講座」</ref>。