「ダッシュ (記号)」の版間の差分

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{{otheruses|横棒状の物|対象となる文字の右肩に右上から打つ点「′」|プライム}}
{{Redirect|ダーシュ|イスラーム過激派組織|ISIL}}
{{出典の明記|date=2018年8月}}
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==種類==
===欧文組版===
短い'''enダッシュ'''「–」(Unicode U+2013、JIS X 0213 1-1-30) と長い'''emダッシュ'''「—」(Unicode U+2014、JIS X 0213 1-1-29) の2つがある。それぞれ、長さが[[欧文]][[フォント]]の[[n]]、[[m]]の幅に等しいことが、名前の由来である。
 
[[ハイフン]]「‐」、[[プラス記号とマイナス記号#マイナス記号|マイナス]]「−」、[[長音符]](音引き)「ー」と字形は似ているが、enダッシュとemダッシュの区別を含め、字形・使用法とも区別される。字形としては、ハイフンはenダッシュより短く、位置が低い。
 
[[ASCII]]にはどちらも存在しないので、enダッシュは[[ハイフンマイナス]]「-」で、emダッシュはハイフンマイナス2つ「--」で代用される。
 
enダッシュが[[半角]]、emダッシュが[[全角]]とされることがある。
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**たとえば「10-20」と書かれていた場合、これがenダッシュ (10–20) なら「10から20まで」である。これに対してハイフン (10‐20) なら「10の20」、マイナス (10−20) なら「10引く20」である。
* 単語間の関係性(並列、対照、方向、対立)を表す。<ref>{{cite book|title = Text, type and style: A compendium of Atlantic usage|first = George Burnham |last = Ives|publisher = [[Atlantic Monthly Press]]|year = 1921|page = 125|url = https://books.google.com/?id=5dkWAAAAIAAJ&pg=PA125|quote = The en-dash... may stand for the word 'and' or 'to' in such phrases as 'the Radical–Unionist Coalition,' 'the Boston–Hartford Air Line'; 'the period of Republican supremacy, 1860–84'; 'pp. 224–30.'}}</ref><ref>{{cite book |last = Griffith |first = Benjamin W |title = Pocket Guide to Correct Grammar |series = Barron's Pocket Guides |publisher = Barron's Educational Series |location = Woodbury, NY |year = 2004 |ISBN = 0-7641-2690-3 |display-authors = etal }}</ref> たとえば
**[[コーシー=シュワルツの不等式|Cauchy–Schwarz の不等式]]([[オーギュスタン=ルイ・コーシー|Cauchy]] と [[ヘルマン・アマンドゥス・シュヴァルツ|Schwarz]] から)、[[ボース=アインシュタイン統計|Bose–Einstein 統計]]([[サティエンドラ・ボース|Bose]] と [[アルベルト・アインシュタイン|Einstein]] から)<br/>ただし [[レナード-ジョーンズ・ポテンシャル|Lennard-Jones ポテンシャル]]([[ハイフン]] - であることに注意)は [[ジョン・レナード=ジョーンズ|Lennard-Jones]] という1人の人物に因みちなんだもので、Lennard と Jones の2人にちなむわけではない
** [[ケト-エノール互変異性|keto–enol 互変異性]]([[ケトン]]と[[エノール]])
** New York–London 便(ニューヨーク発ロンドン着)
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===全角ダッシュのマッピング問題===
JIS X 0208および(そのスーパーセットである) JIS X 0213漢字集合1面の1区29点には「ダッシュ(全角)」があり、ISO/IEC 10646およびUnicodeの対応する文字名はEM DASHと定義されている。従って、この(面)区点位置に対応するUnicodeの符号位置はU+2014である。
 
なお、JIS X 0213:2000には最初誤ってU+2015と印刷されていたが、2001年5月付けの正誤表で訂正された。2002年5月発行の日本規格協会増補改訂 [[JIS漢字字典]]でもU+2014としており、2004年のJIS X 0213改正でもU+2014であることが確認されている。JIS X 0213:2000/追補1:2004の規格票解説3.3.5では、JIS X 0208の1区29点がISO/IEC 10646のU+2014と対応することについて、JIS X 0221-1:2001の解説の3.8.8を参照している。
 
ただし、かつて[[Unicodeコンソーシアム]]がnon-normativeな情報としてFTPサイトで提供していた[[Shift_JIS]]との対応を記したテキストファイルには、Shift_JISの0x815C (10x815C(1区29点に対応するコード値)に対応するものとしてU+2015を記していた。このテキストファイルはいまやUnicodeコンソーシアムによってobsoleteとされているが(Unicode(Unicodeと他の国家規格等との対応は他の規格の側でつける方針)、この変換表の通りに実装したプログラムが今でも存在すると考えられる。これは[[マイクロソフト]]が実装している[[Microsoftコードページ932|CP932]]のUnicode変換と同じである。
これは[[マイクロソフト]]が実装している[[Microsoftコードページ932|CP932]]のUnicode変換と同じである。
 
これに対し、[[Apple]]のShift_JISの実装である[[MacJapanese]]や[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]以降のIMEパッドの文字一覧におけるJIS X 0213の面区点表示では、JIS X 0208/0213と同じEM DASH (U+2014) にマッピングされている。
 
これらの非[[互換性]]により、Shift_JISの0x815Cを使った[[テキスト]]データは[[文字化け]]することがある。<!-- とはいえ、
<!--意味不明: * UnicodeのShift_JISとWindows XPまでのCP932でマッピングが一致し、MacOSとWindows Vistaでマッピングが一致している-->
* ASCII領域外なので[[プログラミング言語]]などでは使われない
* 画面上ではどちらも横棒である(長さは少し変わる場合がある)
* 多くの場合はハイフンマイナス (-) で代用される
といった理由により、[[円記号]]問題などの文字化けと違い、深刻な問題になることはあまりない。 -->
 
== 脚注 ==