「ルイジ・コラーニ」の版間の差分

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== 概要 ==
1970年代から1980年代初頭の未来派デザインを代表する工業デザイナーの一人である。日本にも、1985年の[[国際科学技術博覧会]](「つくば'85」または「科学万博」)でも彼のデザインによる[[ロボット]]が見られたほか<ref>[[国際科学技術博覧会|科学万博]]においてルイジ・コラーニがデザインしたロボットたちは、[[芙蓉グループ]]の[[パビリオン]](芙蓉ロボットシアター)で活躍した。ロボットの一部は後に"[[ロボットミュージアム in 名古屋]]"で展示された。</ref>また、2005年にも[[京都工芸繊維大学]]でデザイン展が開かれるなどしている。
 
その独特のフォルムは、[[流体力学]]的にも[[人間工学]]的にも説得力をもち、[[航空機]]や[[船舶]]といったものから、住居・バスタブ(風呂桶)・[[靴]]やバスローブといった衣類など・宝飾品・テレビ・オーディオ機器から、果ては「人間[[洗濯機]]」とでも呼ぶようなカプセル状シャワーシステムに至るまで、幅広い活動を続けている。この領域の広さは、[[レイモンド・ローウィ]]の「口紅から機関車まで」になぞらえて「毛抜きからスペースシャトルまで」とも呼ばれる。なお、これはあくまで例えであり、実際に[[NASA]]の[[スペースシャトル]]の設計に関与したわけではない<ref>!--注: なお、ローウィのほうの「機関車」は、若い頃、蒸気機関車の時代のデザインや評論といった仕事を指しているが、彼は晩年には、[[スカイラブ計画|スカイラブ]]に関するコンサルティングのためにNASAに招かれていたこともあるので、敢えて対比するなら「口紅からスカイラブまで」と(こちらは実話として)言えるかもしれない。</ref>)←といった事柄は、コラーニではなくローウィの項目に書きましょうコメントアウト-->彼のデザインの多くは[[木型|モックアップ]]の形で立体造形物(中には実物大スケールで)になっており、彼のデザインがもつ異質ながらも調和の取れた雰囲気を伝えている。
 
東洋の、いわゆる「自然と調和しようとする世界観・美意識」といったようなものにも関心を寄せている。日本では前述の科学博や大学での企画展の他、プロダクトでは1980年のデザインである[[チョロQ]]、1984年の[['84小樽博覧会|小樽博覧会]]、[[キヤノン|キヤノン株式会社]]の一眼レフカメラ「[[キヤノンの銀塩マニュアルフォーカス一眼レフカメラ製品一覧#Tシリーズ|T90]]」(1986年))、[[松崎 (鞄)|マルエム]]の[[スーツケース]]、[[ペリカン_(企業)|独ペリカン社]]等の[[ボールペン]]、[[眼鏡]]・家具など日用品も多く出回っており熱狂的な愛好者も見られる。[[コーチビルダー]]として手掛けた数多くの自動車([[スポーツカー]]や[[コンセプトカー]]など)や、独[[シンメル]]の[[ピアノ]]"Pegasus"等も現存している。