「対称性」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
全体的に加筆修正しました。
本記事で扱われる対称性は鏡像対称や回転対称に限らないため、「自然界に対称性があるものはほとんどない」は誤り。
6行目:
 
== 概説 ==
一般に、「ある対象Mが、対称性S(S対象性)をもつ」とは、<u>「S」で指定された操作を</u>Mに<u>施しても</u> <u>Mが変わらないこと</u>をいう<ref name="nipponica">小学館『日本大百科全書』(ニッポニカ)、「対称性」。[[江沢洋]] 執筆記事。</ref>(なお、このような操作を「対称操作」とも呼び、また「変換」とも呼ぶ<ref name="nipponica" />)。たとえば、「球は(が) 回転対称性をもつ」と言えば、球は、その中心を通る[[任意#数学などにおける「任意」|任意]]の[[直線]]を軸にしてどんな[[角度|角]]だけ[[回転]]させても、もとの球とぴったり重なることを意味する<ref name="nipponica" />。また、自然界で人間が知覚できるもので対称性があるものはほとんどないことから、無機質的、人工的なイメージを与えやすい
 
この用法から、芸術分野の用語として'''シンメトリー'''、あるいは'''シンメトリ'''として用いられ、人や物の配置や向き、振り付けやポーズについて基準線(主にその場の中心)に対して左右鏡面対称とすることを意味する。これは平面的な対称性に対して用いられ、立体的な対称性については使われにくい。口語では省略され、'''シンメ'''と呼称されることもある。芸術におけるシンメトリーは整列性を想起させて「美しい」と評されることもあれば、動物的でなくなるため無機質とされることもある{{要出典|date=2021年10月}}
 
== 空間の対称性 ==