「江ノ島電鉄500形電車」の版間の差分

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[[集電装置]]は各車先頭寄りにシングルアーム式パンタグラフを搭載している。屋根上中央部には1両につき出力24.42kWの[[集中式冷房装置|集中式]][[エア・コンディショナー|冷房装置]]と空調制御装置を配置した。江ノ電は海岸線沿いを走行する[[線形 (路線)|線形]]であるため、機器のカバーや主枠にステンレスを使用した。
 
足回り関係では従来車の[[電気車の速度制御#抵抗制御|抵抗制御]]から脱却し、江ノ電初の[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]](2レベル[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]])が採用された。ただし、補助電源装置・[[圧縮機|空気圧縮機]]・[[二次電池|蓄電池]]など一部の補助機器は501Fが304Fから、502Fが303Fから流用されており、いる。[[鉄道車両の台車|台車]]も種車からの流用品であるが、従来の[[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]]から[[かご形三相誘導電動機]]の搭載に対応し、また車体の電蝕防止の観点から[[絶縁 (電気)|絶縁]]を強化している。
 
主制御装置は[[東洋電機製造]]製のATR-M460-RG695Aである。{{要出典|=制御[[半導体素子|素子]]として[[インテリジェントパワーモジュール|IPM]]を採用|date=2013年7月|title=IPMの使用をメーカーの文献では発表していない。メーカーが発表していない情報の根拠を提示願います。ちなみにIPMとIGBTは違います。}}したことで軽量化を図り、電子回路を密閉することで塵埃の侵入を防止し、機器の高信頼化と保守の軽減を図った。また、これも江ノ電では初の[[回生ブレーキ]]も装備され、[[回生失効]]対策として[[発電ブレーキ]]も併用されている。また、この制御器は架線電圧が直流750Vの路線にも小変更で対応出来るように設計されている。主電動機はTDK-6252-A(端子電圧440V、電流106A、周波数55Hz、出力60kW、定格回転数1,615rpm)である。駆動装置は300形の更新工事で採用された中空カルダン駆動用のものをTD継手用に変更したKD-110-B-Mであり、小歯車周りは新製したが、歯車箱は廃車になった300形のものを流用している。歯車比は82:13(6.31)である。