「コペンハーゲン解釈」の版間の差分

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他の解釈など: {{see also|en:Von Neumann–Wigner interpretation}} ; 関連項目: +en:Heisenberg cut, 量子測定理論
→‎コペンハーゲン解釈の特徴: 「意思説だけが~」怪しいし無くてもいい 除去 ; 「流派の一つと呼ぶことが可能」{{疑問点 ; 「波動関数が収束する原因は~」{{要校閲
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量子力学では状態を計算するときに[[密度行列]]や[[状態ベクトル]](波動関数も含む)を用いるが、コペンハーゲン解釈では{{疑問点範囲|波動関数の収縮を数学的に記述せず|date=2021年10月|title=観測は射影測定などの形で数学的なモデル化はされている。}}、観測結果に合わせて境界条件の再設定を行なうことで現実の現象を近似的に表現する。シュレーディンガー方程式内に収縮の数学的要因がある可能性については、量子力学の数学的枠組みから収縮を導出することができないことが[[ジョン・フォン・ノイマン|フォン・ノイマン]]によって証明されている。[[アルベルト・アインシュタイン]]らは、波動関数に記述されていない未知の隠れた変数が存在するはずだと主張したが、今日において、隠れた変数説は極めて不利な立場に追い込まれている。[[ヒュー・エヴェレット]]は観測装置をも量子系に含める定式化を行なった。標準的な量子力学(確率解釈)では観測として扱われるような部分もエヴェレットの定式化では通常の波動関数の時間発展と同様の変化として例外のない形で記述されるので、(その形で理論としてうまく行くなら)理論の表現方法として従来の式より優れていると言える。ただし、その式の意味することは慎重に吟味する必要があるし、{{要校閲範囲|この定式化をもってしても現実に起きている現象に違いが生じるわけではなく|date=2021年10月|title=何が言いたいのか読み取れず}}、表現方法として優れているだけであって、理論として優れていることまでは意味しない。コペンハーゲン派の中にはこの定式化の成果を取り込もうとする者もいる。同様の結果をもつ現象を導出しようと試みられているが、十分な成功が得られているわけではない。
 
コペンハーゲン解釈では、波動関数が収束する原因は追究しない{{要校閲|date=2021年10月}}。しかし、この解釈を支持する全ての物理学者が追究を諦めたわけではなく、実際には多くの物理学者が{{疑問点範囲|原因をつきとめようとしている|date=2021年10月}}。以下にその試みの一部を紹介する。その試みは、しばしばコペンハーゲン解釈と対立する解釈であるかのように紹介されることがあるが、その内容はここまで説明した解釈の内容と何ら対立するものではないので、狭義のコペンハーゲン解釈の一種と見なしてその流派の一つと呼ぶことが可能である{{疑問点|date=2021年10月|title=主観にとって確率に見えるという意味で対立していないとしても、追加の形而上学を加える考え方をコペンハーゲン解釈の一種と言っていいのかは微妙だと思います。}}。しかし一般には、<!-- 意思説だけがコペンハーゲン解釈の一流派として扱われることが多く、←怪しい 他の試みは-->別の解釈と見なされること多い。なおこれらの研究は、説明のつく原因を探っているだけであって、予測精度を高める目的はない。
 
== 他の解釈など ==