「ビーズ」の版間の差分

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装身などに用いる穴の空いた玉自体はそれ以前から、世界各地にあった。古代[[インダス文明]]では、[[紅玉髄]]製ビーズの製造が盛んに行われ、樽型ビーズをはじめとして[[メソポタミア]]にも輸出された。高い加工技術を要する[[マイクロビーズ]]も作られていた<ref>[[遠藤仁 (考古学者)|遠藤仁]]「工芸品から見たインダス文明期の流通」『インダス』京都大学学術出版会(2013年)、第6章。</ref>。また、古代エジプトでは[[エジプト先王朝時代|先王朝時代]](紀元前5500年頃)には自然石に穴を開けて紐でつないだ装飾品があったことが数多くの埋葬例からわかっている<ref name="bunmeiNo22_2017" />。当初は自然石をそのまま穿孔して使用していたが、次第に石を研磨して成形するようになった<ref name="bunmeiNo22_2017" />。さらに王朝時代成立前の紀元前4500年頃にはファイアンスと呼ばれる石英粉で様々な形のビーズを作るようになった<ref name="bunmeiNo22_2017" />。
 
[[奴隷貿易]]の際に貿易品として[[アフリカ大陸]]に渡ったビーズは[[{{ill2|トレードビーズ]]|en|Trade beads}}と呼ばれる。<!--[[w:Slave beads]]-->
 
1900年代初頭までに作られたビーズは、[[アンティークビーズ]]、[[ビンテージビーズ]]と呼ばれる。ガラスの加工技術が現在と異なり、独特の風合いのあるビーズが生産された。また、プラスチック(ルーサイト)の加工技術が確立された時期にも当たるため、現在の感覚では[[キッチュ]]に見えるデザインの[[プラスチックビーズ]]が大量に生産された。