「F7 (エンジン)」の版間の差分

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F7はP-1のエンジンとして開発が始められた。国内開発となったのは同クラスの現用エンジンが[[プラット・アンド・ホイットニー]]の[[プラット・アンド・ホイットニー JT8D|JT8D-9]]や[[ゼネラル・エレクトリック|GE]]の[[ゼネラル・エレクトリック TF34/CF34|CF34-8E]]程度しか存在せず、選択肢が少なかったためである。
 
[[1998年]]からは'''「高バイパス比エンジン技術の研究」'''が始められた。その一環として1998年から2001年にかけ「ターボファンエンジンの構成要素の研究」<ref>{{Efn2|1998年から2000年に2/1/2スケールファン、[[1999年]]から2001年に実大ファンの研究・試作が行われた</ref>{{Cite web|url=https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11488652/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/15/jigo/youshi/07.pdf|title=政策評価書(要旨)-高バイパス比エンジン技術の研究|accessdate=2020-05-03|publisher=防衛省技術研究本部}}</ref>。}}が実施され、ファン等のデータが取得された。この成果を元に[[2000年]]から[[2002年]]にかけて新たに研究試作した高バイパス比ファン等と[[1995年]]に試作した低バイパス比の[[XF5 (エンジン)|XF5-1]]のエンジンコアを組み合わせた「高バイパス比ファンエンジン(地上据置型)の研究」が実施され、燃料消費率、バイパス比などの目標性能を達成した。なお、ここで試作されたエンジンにはXF7-1という型式がつけられている。
 
2001年からは'''「大型機用エンジンの研究」'''が始められた。これは実験用航空機にて飛行可能なレベルまでの機能・性能の実証を行うもので、2002年には飛行試験が行われ<ref>[https://web.archive.org/web/20110521055106/http://www.mod.go.jp/trdi/infomation/happyou/genkou/ippan/g7-1.pdf XF7-10 development reference paper]{{dead link|date=2014年9月}} p. 11 in TRDI Defense Technology Symposium 2007</ref> 同年第2半期からは、PFRT (Preliminary Flight Rating Test:予備飛行定格試験)が開始された。このPFRTは、軍用仕様の[[MIL規格|MIL-E-5007D]]規格に規定された本来のPFRTに加え、独自の[[FADEC]]システムに関する規格に準拠していることも試験するものであった<ref>[https://web.archive.org/web/20110521055123/http://www.mod.go.jp/trdi/infomation/happyou/genkou/ippan/g7-3.pdf XF7-10 PFRT reference paper]{{dead link|date=2014年9月}} p5&p7 in TRDI Defense Technology Symposium 2007</ref>。排ガス・騒音については[[国際民間航空機関|ICAO]]の規制を満たすことを目指した<ref name=":0">{{Cite journal|和書|author=坪本卓、森脇暢彦|year=2017|title=F7-10 エンジンの設計|url=https://www.ihi.co.jp/var/ezwebin_site/storage/original/application/2ff97500b352235724b55513fea41f61.pdf|journal=IHI 技報|volume=57|issue=1|page=|pages=30-38}}</ref>。
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== 出典脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 外部リンク ==