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=== 性格 ===
時に個性的、時に母性的であるが、基本は“短気”と“見栄っ張り”と“ケチ”の三拍子を備えた利かん気で子供染みた女性である。自分の感情の赴くまま、しんのすけとひろしに容赦なく制裁を加えたり(よくしんのすけとひろしにげんこつおよびグリグリ攻撃をしている)、ひろしを完全に尻に敷いていて、しんのすけとひろしは基本的に彼女に頭が上がらない。一方で、ひまわりに対しては打って変わって寛容である<ref>ひまわりをかわいく思うあまり、彼女の本当の姿が見えなくなっており、ひまわりがやった悪戯にもかかわらずしんのすけを怒鳴ったり、「(しんのすけは)お兄ちゃんでしょ!」と言ってひまわりの方を優先したり、シロが餌を求めるジェスチャーをしているにもかかわらず、それにすらも気づかない等でしんのすけ、さらにはシロまでとも衝突することもある。ただし、餌をやるのは本来はしんのすけの役割であるが、「ヤネウラの散歩だゾ」(1995年7月3日放送)では、しんのすけから餌を貰っておらず、みさえがしんのすけを押し入れに閉じ込めた後もみさえはシロに餌をあげていなかった。さらに「暗黒タマタマ大追跡」「ひまわりが母ちゃんと決闘だゾ」(1999年11月19日)ではしんのすけが痛い目に遭ったのにもかかわらず、ひまわり(放り飛ばされたところをしんのすけがキャッチした)やひまわりが押し出した布団(顔に付いた汚れを拭きとっていたしんのすけとぶつかった)の方を心配しており、しんのすけを心配する様子はなかった。当然、それらの待遇の差に不満を募らせたしんのすけから不平不満をぶつけられたり、仕返しにイタズラを仕掛けられたり、家出される事もしばしばある。</ref>。しんのすけに対しておしおきをするような事柄でも、ひまわりには口頭注意するだけである。その為、しんのすけからは時折、自分とひまわりに対する態度の格差を指摘される事もあるが、その際にはみさえも「ひまわりはまだ赤ちゃんだから…」と一応それらしい理由をつけて宥めるが、大抵は言葉を詰まらせたり、たじろぐ様子を見せている事から、みさえ自身も自分が兄妹で理不尽な格差をつけてしまっている事を自覚している模様。
 
粗雑でガサツで男勝りな激しい気性の持ち主で、子供にも夫にも他人には厳しいが、自分に対してはかなり甘い<ref>この為、「これだからウチの男共は!」「まったく、ウチの男共と来たら!」などと言っても、逆にひろしやしんのすけに「お前もな」「母ちゃんもな」などと言い返される時がある。時にはひまわりまでも「たたーい(ママもね)」と言う事がある。</ref>。夕飯の残り物をひろしやしんのすけの翌日の昼食の弁当に使い、ひろしからは弁当代を徴収したにもかかわらず、残り物が無くなったため[[中華料理屋]]の[[ランチ]]で贅沢をしたこともある<ref>2004年2月28日放送「父ちゃんは愛妻弁当だゾ」</ref>。「自分のミスは絶対に認めないタイプ」と何度か解説されており<ref>ガレージから出る際に門に車を擦った時は「門が狭いのが悪い」と述べたり、ジーパンが穿けないのを「縮んだのね」と言い切った。しんのすけやひまわりの意地汚さと飽きっぽさを見て「誰に似たんだか」と言う事が多く、2人の性格はみさえ似であるのにもかかわらず、みさえ本人は「パパ(ひろし)に似たんだ」とひろしのせいにしている。</ref>、立場が危うくなると力技で解決する傾向がある。なお、原作初期ではしんのすけに対してげんこつで10発以上のコブを作る事が多々あった。何かあると頭からしんのすけやひろしを疑い、叱ったり殴ったりするが、それが無実の罪であった場合、その真実を知った後で謝っている(ただし謝らなかったり、開き直りや威圧等で黙らせる事もかなり多い)<ref>遠足のお菓子を買う際、しんのすけがお釣りを誤魔化した事(お金を家に忘れたマサオを助けるためにお金をあげた)で平手打ちをしてしまったが、マサオと彼の母親から真実を聞き、しんのすけに謝っている。また、原作の番外編ではしんのすけがみさえの下着に落書きしたと疑った際、「ひまわりかシロが犯人」というしんのすけの言葉にも耳を貸さずに喧嘩になったが、その後しんのすけの言葉通り、ひまわりが真犯人であることに気づき、しんのすけに謝り仲直りした。</ref><ref>ひろしに関しても、ひろしの帰りが遅かったり、ひろしの服に口紅が付いていたり、パソコンに浮気と思われるメールがあったり、女性と一緒にいた所を見ただけで、調べもせずに頭から浮気(不倫)と決めつけてひろしを袋叩きしたり、家から追い出すといった暴力的な行為をする事が多い。しかし、ひろしは浮気(不倫)をしておらず、帰りが遅かったのは接待や部下との付き合い(飲み屋や映画に行く等)であり、口紅やメールはしんのすけ達の悪戯であり、ひろしと関わっていた相手は浮気(不倫)相手ではなかった(酒癖が悪い女性、ニューハーフ、ひろしから結婚生活のアドバイスを聞いてきた新婚等)等、みさえの早とちりやひろしに対する信頼のなさが騒動の元であった事が多い。誤解が解けても、ひろしに謝らずに開き直ったり、誤魔化す事が殆どであり、みさえが心の底から謝ったのは原作14巻の離婚騒動ぐらいである。</ref>。特に、自分の不手際で生活費にあてるはずだったひろしの1ヶ月分の給料30万円が入った袋を落としてしまい紛失した際には、事が事なだけにひろしに泣きながら謝った<ref>ただし、ひろしに文句を言われた際、「私を責めているのね」と、ウソ泣きで誤魔化している。しんのすけに対してもこの手を使ったが、「金を落とした母ちゃんが悪い」と、聞かなかっ一蹴された。</ref>。また、劇場版『爆睡!ユメミーワールド大突撃』ではしんのすけを身を挺して守りながら、「好きで嫌われ役をやってるわけじゃない」「親にとって、子供ってのは自分以上」「嫌われたっていいから、自分の子供を守りたいだけ。それが母親ってもの」と普段の厳しい態度の裏に秘めた子供への強い愛情を熱弁している。このような性格は他人に対しても同じであり、これがプラスに働く場面もある。洋服を買うために[[スーパーマーケット]]でパートとして働くことにした時は、その職場で店長にお尻を触られる、主任に仕事を強要される等の度重なる[[ハラスメント]]を受け、託児所に預けていたひまわりを侮辱された(=主任が「子供なんて鈍い」と貶した)ことをきっかけに堪忍袋の緒が切れ、主任と社長に制裁を加えた。同僚からはハラスメントを一蹴したヒロイン的存在として扱われ、同時にその日限りでのパートの辞職を宣言した。その後、託児所へ迎えに行った際にひまわりが号泣したのを見て自分の判断を悔やみ、物欲や仕事よりも子供との時間を大切にする事を決意する。
 
非常に気乗りが良く一度思い定めると徹底して打ち込む姿勢を見せるが、飽き易いために徹頭徹尾とはいかず持続しない。熱しやすく冷めやすいタイプの為、ダイエットもろくに出来ておらず、いわゆる三日坊主である。
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若干ナルシストの傾向があり、会話の端々で自身を「美人(妻)」と発言したり、留守の時に書くしんのすけに対しての置き手紙にも自分を「美人のママ」と書く事が多い(しんのすけは大抵「美人」の所は飛ばして読んでいる)。また、自己顕示欲もやや強く、外国人に話しかけられて慌てたりはぐらかそうとする時に意味不明の英語を連発する中で、「アイアムプリティーウーマン(私は可愛い女性です)」、「アイアムビューティフル(私は美しい)」といった自分自身を持ち上げる発言をちゃっかりした事もある。変装やコスプレをする際はやたら胸に詰め物を入れて大きく見せようとする事がある。その反面、しんのすけ達の行動や自身の性格(見栄っ張り、調子に乗りやすい等)によって恥ずかしい姿を周囲に見られた後は深く落ち込んでしまい、家事に手を付けないまま体育座りをしている事が多い(雨が降っても洗濯物を取り込まない、帰宅したひろしが代わりに夕食を作る羽目になる等)。
 
しんのすけの言動にはいつも振り回され手を焼いているが、子育てに関しては常に積極的で、我が子をバカにしたり、手を上げる人間は絶対に許さず、相手が誰であろうと毅然とした態度で接する等で、子を守る母親としての顔もしっかり持っている。しんのすけもまた、他者がみさえを貶す発言した際は、基本は天然であるものの結果として言葉で相手を殺す行為で抗い、みさえを庇う行為をしている<ref>宇集院魔朱麿の母が英会話体験レッスンにて、みさえに向かってしんのすけに英会話をさせることを「豚に真珠」と暴言皮肉を吐いた時、しんのすけは空かさず「おばさん(=魔朱麿の母)にダイヤと同じこと?」と言い返した。</ref>。そして、それが明確に悪意を込めた暴言である場合は本気で激昂する場合もある<ref>劇場版『謎メキ!花の天カス学園』において、些細なきっかけから風間と口論になった際に、みさえの事を「ダメダメ」だと悪態をついた風間に対して、しんのすけは珍しく「風間くんなんか嫌いだぞ!どっか行っちゃえ!」と明確に拒絶の言葉を吐き捨ててしまう程に激怒した。</ref>。
しんのすけと身体が入れ替わってしまったために、やむを得ず登園した幼稚園でいじめを目撃した際には、いじめっ子の園児を強い口調で叱責したり、大阪に単身赴任中のひろしに会いに行くため、しんのすけとともに乗車した[[東海道新幹線]]の車内で、禁煙席にもかかわらず喫煙をしていたチンピラに注意をする、しんのすけに痴漢を指摘されて逆ギレした中年サラリーマンに対して股間を膝蹴りする、カスカベタイムパトロール隊によって不良に絡まれたしんのすけを助けようとするなど正義感が強く、その勝気で逞しい姿が彼女を母親たらしめており、我が子に対する真摯な態度は時折周囲に感動を与えてくれる。また、いずれもしんのすけの意思、または引き起こした騒動が原因で頓挫してしまったが、家庭教師をつけたり、塾や英会話教室・音楽教室などに無料レッスンといえども積極的に参加させたり、当たり前の事を大袈裟に褒めたりと、しんのすけには人一倍愛情を注いでいる部分もある(しんのすけが思ったことを天才的な思考と勝手に解釈する事もある為、普通の親同様、親バカな部分もある)。
 
夫・ひろしに対しての気遣いも忘れず、夕飯のおかずに好物を用意し、晩酌用のビールも欠かさないなど、仕事から疲れて帰ってくるひろしが会社の取引で失態を演じてしまった時にはきちんと慰め、会社を退職したいと打ち明けられてもすんなりと受け入れる等、短気な性格とは裏腹に妻として気を利かせる事も多い。