「いすゞ・エルガ」の版間の差分

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エアサスペンションを標準仕様とし、リーフサスはオプション仕様(ノンステップには未設定)であった<ref name="KL-LV380" /><ref name="KL-LV280">[https://web.archive.org/web/20010306122619/http://www.isuzu.co.jp/lineup/bus/erga/rosen/rosen10/rosen10.htm エルガワンステップ公式サイト]</ref>。ニーリング機構は、ノンステップ<ref name="KL-LV834" />では標準装備、エアサスツーステップ<ref name="KL-LV380" />とエアサスワンステップ<ref name="KL-LV280" />はオプションとなっている。
 
ワンステップバス・ツーステップバスに関しては3種類の尺がある一方、ノンステップバスは床下の骨格構造が異なる関係上、L・Nの2種類のみである。WB 5.8 mのQ尺車(LV280Q1)の納入事業者は、[[じょうてつ]]・[[東京ベイシティ交通]]・新潟交通・[[奈良交通]]・[[国際興業バス]]など数えるほどしかない。ツーステップ路線車の実際の納入事業者は多くはないものの、他メーカーと異なりいすゞでは標準仕様の一つとしてラインナップしており<ref name="KL-LV380">[https://web.archive.org/web/20010306123840/http://www.isuzu.co.jp/lineup/bus/erga/rosen/rosen11/rosen11.htm エルガツーステップ公式サイト]</ref>、前後扉仕様も標準設定されている<ref name="KL-LV380" />。
 
その他、[[中国ジェイアールバス]]が[[クレアライン (高速バス)|クレアライン]]等の近距離高速路線(社内では「準高速バス」と称する)用として「SE(Semi Express:準高速)仕様」を導入した。準高速仕様車はカタログ上では前扉のみを装備したツーステップバスとなっているが、国際興業バスや[[南海バス]]など、一部の事業者には前中扉・ワンステップ仕様の車両も存在する。
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エアサスのKL-LV280系は、PJ-LV234系の発売後も、2005年8月31日まで販売されていた。
 
型式は以下のとおり。ノンステップバスはエアサスのみ。ノンステップの型式には改が付く
近年の傾向として、製造終了から15年以上経つ為老朽化が進み、廃車も目立つようになったが、2021年現在でも地方事業者に移籍する例はある。またKC-LV系と同じエンジンということもあり、ヘッドガスケットが抜けるトラブルがある。分解修理やエンジン載せ替えなど重整備に繋がるため、事業者にとっては大きな負担になっている。
 
型式は以下のとおり。ノンステップバスはエアサスのみ。ノンステップの型式には改が付く。
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===== LKG-/LDG-LV234系 =====
{{BusModelImage2|エルガ ノンステップ|ファイル:ShizutetsuJustline 670.jpg|ファイル:ShizutetsuJustline 670 rear.jpg|LKG-LV234N3 しずてつジャストライン|right|180px}}
[[2010年]][[8月4日]]発売開始。排気ガス浄化装置の改良と[[尿素SCRシステム]]の採用により、[[平成22年排出ガス規制|平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)]]に適合した。あわせてトランスミッションの全車6速化により燃費性能を改良し、新たに高出力(300 PS)エンジン搭載オートマチック車が平成27年燃費基準に追加適合させている。エンジンの音も先代までとはまた違ったものになり、判別が容易に可能である。
 
今回のマイナーチェンジよりノンステップ車の座席配置はこれまでの近郊型が廃止となり、新たに中扉から後方の座席を2人掛けから1人掛けとし立席スペースを拡大した「ラッシュ型」が設定され、安全面では[[アンチロック・ブレーキ・システム|ABS]]が全車に標準装備されている<ref>{{cite press release|title=いすゞ 大型路線バス・大型自家用バス『エルガ』、大型観光バス『ガーラ』をポスト新長期排出ガス規制に適合させ発売|url=http://www.isuzu.co.jp/press/2010/8_4bus.html|publisher=いすゞ自動車|date=2010-08-04|accessdate=2010-08-14}}</ref>。また、今回のマイナーチェンジより新・ISO方式のディスクホイールを採用しているため、ホイールの[[ナット座ピッチ直径]](PCD; Pitch Circle Diameter)が従来より大きくなっている<ref>{{cite web|title=大型トラック・バスの新・ISO方式ホイールについて|url=http://www.jama.or.jp/user/iso_wheel/iso_wheel_05.html|publisher=一般社団法人 日本自動車工業会|accessdate=2011-04-11}}</ref>ことでも識別可能である。
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2015年、後継車種の2代目エルガ発売にともない販売終了。生産自体は同年度導入の[[東京都交通局]]納入車(車両番号A570 - 670。入札制のため年度途中の形式変更が不可能)などで一部継続された。以降2017年までツーステップバスのみの販売となっていた。
 
型式は以下のとおり。燃費基準達成車が「QPG-」「QKG-」、非達成車が「QDG-」となる。※アリソンAT車は「QDG-又はQKG-」
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ボディ構造の見直しにより、ホイールベースを長くしてノンステップエリアを拡大し、車体高を高くして車内空間を広くした。また車両全体を600 [[キログラム|kg]]軽量化した。一方で先代からの流用部分も多く、大幅なマイナーチェンジとも言えるが、ヘッドライトが2灯式となるなどフロント・リアは印象が異なるものとなった。また、本モデルからはブルーリボンと外観が統一されている。
 
エンジンは直列6気筒から4気筒にダウンサイジングされ、排気量が7.8Lから5.2Lになった。エンジン音も4気筒ということもあり、2tトラックに近い音となった。先代の6HK1より低速トルクが細くなり出足が悪くなった。また300馬力級の高出力車も設定されていない。トランスミッションはMTが廃止されて[[セミオートマチックトランスミッション#自動クラッチ車|AMT]]と[[オートマチックトランスミッション|AT]]のみとなった。運転席のラウンドフォルムコックピットもデザインが変更され、LEDインパネメーターもギア段表示位置の変更や時刻表示の追加がなされた。
 
AMTは事業者によって好き嫌いが極端に現れる。AMTは乗務員から毛嫌いされてる場合が多々ある。坂道でマニュアルモードにしないと急に2段シフトダウンして、立ち客が転倒し、車内事故を起こした例もある。
 
このモデルよりノンステップバスのみの設定となった。従来ノンステップ車では前扉に[[グライドスライドドア]]を採用していたが、本モデルより折戸に改められた。また、ワンステップ4枚折戸車が廃止された代替として、整理券発券機の台座部を廃止する代わりに、中扉を幅広にする仕様も選択できるようになっている。客席シートの形状も、セパレート式ヘッドレストや[[シートベルト]]の後付けに対応したものに改められている。また、安全対策と[[バリアフリー]]向上のため、[[優先席]]を含めたノンステップエリアの座席がすべて前向きとなり、スロープ板が操作の容易な反転式スロープに変更され、車椅子固定装置の改良も施された。
 
燃料タンクの位置変更も行われ、従来は中扉横または右前輪後ろに設置されていたが、モデルチェンジ後は前輪タイヤハウス一体型となった。このため最前席(扉側または運転席後方)が廃止となっている。燃料タンクは標準では扉側だが、事業者によっては給油位置などの関係で、運転席後方側に移設して導入することも可能である。
 
クラクションがLV234系まではエアホーンだったのに対し、このモデルから平型に変更されている。
 
2015年度の「[[グッドデザイン賞]]」を受賞している<ref>[https://news.mynavi.jp/article/20150930-a068/ マツダ「ロードスター」、トヨタ「ミライ」など2015年度グッドデザイン賞に]マイナビニュース 2015年9月30日</ref>。
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==== QRG-/QPG-/QKG-/QDG-LV290*1 ====
{{BusModelImage2|エルガ|ファイル:Shinkibus 3282 at Akashi station 01.jpg|ファイル:Shinkibus 3282 at Akashi station 02.jpg|QDG-LV290N1 [[神姫バス]]|right|180px}}
2015年8月18日発売。新たに[[ツインターボ#シーケンシャルターボ|2ステージターボ]]付きの直列4気筒、排気量5.2 [[リットル|L]]の4HK1-TCS型エンジン (184 kW (250 PS)) を搭載し、トランスミッションは6速AMTと6速AT(アリソン製)が設定され、14t以上のAMT車が平成27年燃費基準+10 %を達成した。オプションでリターダが設定された。
 
型式は以下の通り。AMT・ATとも上段は14 [[トン|t]]超、下段は12 t超14 t以下に分類されている。
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トランスミッションは6速AMTと6速ATを設定<ref name="nr211012"/>。新たにLED式ヘッドランプを採用し<ref name="nr211012"/>、シフトレバーの位置と形状変更により足元スペースを拡大した<ref name="nr211012"/>。
 
エンジンは4HK1-TCH型 (177 kW /240 PS) に変更<ref name="webMM200518"/>、[[直列4気筒]]の5.2Lまでダウンサイジングされた<ref name="webMM200518"/>。この改良で更にエンジンが非力となった。電子制御式コモンレール燃料噴射システムと2ステージ[[ターボチャージャー|ターボ]]により大幅な小型化を実現し<ref name="webMM200518"/>、エンジンの大きさは前年式に比べ、エンジンルームから見た場合には350[[ミリメートル|mm]]も短縮されている<ref name="webMM200518">{{cite web|title=【モンスターマシンに昂ぶる 013】限りなく優しく! 大型路線バスの知られざるメカニズム |url=https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17237759 |website=Web[[モーターマガジン]] |publisher=モーターマガジン社|date=2020-05-18|accessdate=2018-12-30}}</ref>。
 
型式は以下の通り。AMT・ATとも上段は14 t超、下段は12 t超14 t以下に分類されている。
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=== KL-LV280*1改 ===
2002年1月に、前中ノンステップバス(type-A)のラインナップにCNG車が追加された。<!--日本交通のみに前後扉CNG路線用ツーステップバスが在籍している模様。-->航続可能距離は約200 kmとされ、CNGタンクは屋根上のカバー内に5本搭載されている。<!-- ただし、ツーステップ車はタンクを床下に6本搭載している。-->搭載エンジンは[[いすゞ・キュービック#CNGツーステップバス|キュービックのCNGツーステップバス(NE-LV系)]]と同じくV形8気筒の[[いすゞ・P系エンジン|8PF1型]](177 kW (240 PS)) で、トランスミッションは5速MTのみの設定となっている。(自家用はACTのOD6速MTのみの設定)前述のKL-LV834*1改と併売である。
 
型式は以下の通り。