「デモクリトス」の版間の差分

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| death_date= 紀元前370年<!--PLEASE SEE TALK BEFORE CHANGING DATE--> (90歳頃)
| death_place=
| era = [[ソクラテス以前の哲学者|ソクラテス以前の古代哲学]]
| region = [[西洋哲学]]
| school_tradition = [[ソクラテス以前の哲学者|ソクラテス以前の哲学]]
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| [[天の川]] (''Via Lactea'') 遠方の星々の集合体としての認識<ref>DK 59 A80: [[Aristotle]], ''[[Meteorologica]]'' 342b.</ref>
}}
| influences = {{hlist |[[レウキッポパルメニデス]] |[[メリッソス]] |[[レウキッポス]]}}
| influenced = {{hlist |[[アリストテレス]] |[[エピクロス]] |[[ピュロン]] |[[ルクレティウス]] |[[アリストテレス]] |[[ミシェル・ド・モンテーニュ|モンテーニュ]] |[[Marco Aurelio Severino|Severino]] |[[バールーフ・デ・スピノザ|スピノザ]] |[[ジョージ・サンタヤーナ]] |[[カール・マルクス]] |[[フリードリヒ・ニーチェ]] |[[ジョージ・サンタヤーナ]] |[[ミシェル・オンフレ]]}}
}}
'''デモクリトス'''(デーモクリトス、{{lang-el-short|Δημόκριτος}}、{{lang-la-short|Democritus}}、[[紀元前460年]]頃-[[紀元前370年]]頃)は、[[古代ギリシア]]の[[哲学者]]。
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== 学説 ==
 
〈原子〉は不生・不滅・無性質・分割不可能な無数の物質の最小単位であって、たえず運動し、その存在と運動の場所として〈空虚〉が前提とされる。無限の〈空虚〉の中では上も下もない。形・大きさ・配列・姿勢の違うこれら無数の原子の結合や分離の仕方によって、すべての感覚でとらえられる性質や生滅の現象が生じる。また[[魂]]と火(熱)とを同一視し、原子は無数あるが、あらゆるものに浸透して他を動かす「球形のものが火であり、魂である」とした<ref>岩波『哲学・思想辞典』 p.1306</ref>。デモクリトスは世界の起源については語らなかったが、「いかなることも[[偶然]]によって起こりえない」と述べた。
 
デモクリトスの[[倫理学]]においては、政治の騒がしさや神々への恐怖から解放された魂の安らかさが理想の境地とされ、[[詩学]]においては[[霊感]]の力が説かれている。原子論を中心とする彼の学説は、古代ギリシアにおける[[唯物論]]の完成であると同時に、後代の[[エピクロス]]及び近世の物理学に決定的な影響を与えた。
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==関連項目==
*[[ギリシア哲学]]
*[[デモリトラテ (小惑星)以前の哲学者]]
*[[形而上学]]
*[[原子論]]
*[[実体]]
*[[物理原子]]
*[[物理学]]
*[[化学]]
*[[デモクリトス (小惑星)]]
*[[物理]]
*[[デモクリトス (クレーター)]]
 
== 外部リンク ==