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== 日本の食堂車 ==
[[File:Twilight dinnerticket01.JPG|thumb|200px|「トワイライト・エクスプレス」<br>ディナー券・食事予約券]]
調理設備を備えた食堂車は時代とともに数を減らし、[[2000年]]に東海道・山陽新幹線「グランドひかり」での営業終了により乗客が予約なしで気軽に出向き注文をする形態が消滅した。それ以降、事前にみどりの窓口や旅行会社などでディナー券・食事予約券を予約購入する完全予約制の夕食時間帯を除いた[[本州]]対[[北海道]]間の寝台特急で残存していたが、こちらも[[2016年]]までに全廃された。
 
現在でも食堂車自体は存在するが、食堂車を連結し常時営業している列車は存在せず、ツアーによるパッケージも含めて乗車前に食事の予約が必要である。但し、予め車外で調理されたものを電子レンジで加熱するなどした軽食を提供するビュフェ・カフェテリアの形態は、JR東日本の「[[踊り子 (列車)#サフィール踊り子|サフィール踊り子]]」や近鉄の「[[近鉄50000系電車|しまかぜ]]」などで僅かながら存在する。
 
[[2013年]]には、[[九州旅客鉄道|JR九州]]では[[ジョイフルトレイン|クルーズトレイン]]「[[ななつ星 in 九州]]」運行する開始にあたり、[[2013年]]に食堂車を新製した。食事はツアー堂車パッケージであるものの、新造による食堂車は14年ぶりである。また同列車と前後して、JR東日本「TOHOKU EMOTION」や肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」など、風光明媚なローカル線の車窓と食事を楽しむことを目的にした『レストラン列車』が各地で運行を開始するようになった<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGKKZO02901160X20C16A5TI5000/ 列車は人気レストラン 郷土料理・地元食材で歓迎] - 日本経済新聞、2016年5月28日</ref>。またそれ以外

にも、調理室は設置しないが完全予約制として調理済み食品を搬入することで供食サービスを実施する『観光列車』が、JR東日本「[[きらきらうえつ]]」「[[越乃Shu*Kura]]」・[[しなの鉄道]]「ろくもん」のほか[[広島電鉄]]・[[樽見鉄道]]・[[養老鉄道]]・[[長良川鉄道]]・[[三陸鉄道]]・[[えちごトキめき鉄道]]・[[道南いさりび鉄道]]などで運行されている。これらの多くは主に地元産食材を使用した料理を提供するほか、有名シェフが手掛けた本格的コース料理を売りにするケースもある。
 
運行にあたっては市中の飲食店と同様に[[食品衛生法]]に基づく営業許可が必要であり、多くの場合は所属する車両基地を管轄する[[保健所]]から営業許可を取得する。