「こちら葛飾区亀有公園前派出所 (アニメ)」の版間の差分

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→‎概要: キッズステーションでも、字幕放送がされています。
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レギュラー放送終了後も[[2005年]][[1月3日]]から[[2008年]][[11月2日]]までは不定期に放送されていた<ref>不定期放送では、かつてはこれまでと同じく日曜の夜の特番に内包されていたが、[[2006年]]に日曜19時枠のアニメ枠が消滅した影響から、現在では同じく19時枠で放送していた『[[ONE PIECE (アニメ)|ONE PIECE]]』の枠である日曜午前9時台での不定期放送になった</ref><ref>[[2005年]][[1月3日]]放送の「マグロに乗った警官」は、話数こそ第343話であるものの、レギュラー放送自体は2004年12月19日で終了しているため、不定期放送として扱う。</ref>。2009年以降は「ドリーム9」枠の新設及び同時間帯が『ONE PIECE』に一本化されたため長らく放送されていなかったが、2016年に原作連載40周年記念として8年ぶりに放送された<ref>{{Cite web |date=2016-06-20 |url=https://animeanime.jp/article/2016/06/20/29073.html |title=「こち亀」8年ぶりの新作テレビアニメ決定 キャストの顔ぶれも変わらず |publisher = アニメ!アニメ!|accessdate=2016-06-20}}</ref>。{{Main|こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE FINAL 両津勘吉 最後の日}}
 
[[2021年]]現在は「[[日本における衛星放送#CSデジタル放送|スカパー!]]」のアニメチャンネル「[[アニマックス]]」や「[[キッズステーション]]」で不定期に過去の作品が放送されている(傑作選の場合もあり)他、[[フジテレビオンデマンド|FOD]]でも配信されている<ref>{{Cite web|title=こちら葛飾区亀有公園前派出所|url=https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/anime/ser5196/|website=FOD|accessdate=2020-12-01|language=ja}}</ref>。アニマックス前者では[[字幕放送]]も行われており、両津が黄色、麗子が水色、中川が緑、それ以外は白で表示されている。
 
[[2021年]]1月からは[[BS12]]の[[アニメ26]]枠にてTVSPエピソードが再放送されている<ref>{{Cite web|date=2020-12-11|url=https://natalie.mu/comic/news/408345|title= BS12が平日深夜に放送枠を新設、「こち亀 TVSP」「第08MS小隊」などスタート|publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|accessdate=2021-2-13}}</ref>。
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=== 原作との相違点 ===
本作は多くの点が原作から変更されており、特に暴力シーンや暴言、お色気などの過激なシーン<ref>両津もしくは大原が怒って拳銃を発砲するシーンはアニメでは一切見られない。</ref>はカットされるか、大幅に差し替えられている。また、両津の性格も原作と比べ穏やかになり、警察官として真面目に仕事をしたり<ref>ただし原作同様勤務中の寄り道などの職務怠慢行為がたたって大原らに叱られることも多い。また、絵崎や麗子の開発品などによる効果も含む</ref>、子供や住民たちに優しく接し彼らから慕われる場面も多くなっている。
 
原作初期の頃の中川と麗子も両津並みにハチャメチャだったが、アニメでは当初からまともな性格となっている(初登場回のみを除く)などキャラクターの設定が一部異なっている所があり、単発ゲストキャラの設定や性格が原作と異なることも度々あった<ref>例として挙げると、第152話「実録! Vカメラマン」で「両津が撮影に同行したドキュメンタリー番組の主演アイドルが男性から女性になり性格も異なる」、第271話「大和魂保存会!?」に登場する「日本語おじさん」の年齢が原作より若くなり妻の設定も異なる、など。</ref>。また、原作を再現した場面も両津以外は違う人物に変えてあることが多々あった<ref>「派出所が女ばかりになった時のメンツが異なる」「エンジェル7のメンバーが全員違う」「両津がバザー出品のために署員から高価な私物を強引な手立てで奪い取る時、同行する人物が中川から本田に変えてある」「両津が月に行く時、同行するのがゲストキャラから絵崎に変えてある」「高視聴率ドラマを見てつまらないと批判した後に視聴率のことについて議論する場面では、両津以外のメンツが、名もないキャラから本田・ボルボ・左近寺に変えてある」「超神田寿司の暖簾分けを賭けた対決の際、纏と組んだのは麗子から憂鬱に、両津は超神田寿司の職人から本田に変えてある」「両津たちが一か月一人1000円で暮らす話では、原作では両津と組むのは中川と麗子だが、アニメでは中川の会社が主催した企画になっており、中川は指揮をとっているため参加せず、本田に変更された」など。</ref>。
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両津が事業を始めたり騒動を起こす際は本田・ボルボ・左近寺と4人で行うことが多い。原作では本田が連帯責任を負う形で大原から後始末を命じられることが多かったが本作では両津が大原や夏春都から制裁を受けたり後始末に追われるのに対して、本田たちは大怪我をしたり骨折り損で終わることが多かった。
 
両津が超神田寿司で板前の[[非常勤職員|アルバイト]]を始めてからは原作では戸籍を別にして正社員になったが、アニメ版では実際の職務規定に配慮し繁忙期限定のアルバイトのままに変更された。
アニメオリジナルのキャラクターも多い。中でも「両津と対立する婦警のリーダー格」という設定のキャラクターが「早乙女リカ」から「小町」と「奈緒子」のコンビに変更され、対立も原作ほど過激かつ陰湿なものではなくなっており、共闘するエピソードも作られている。ボルボや左近寺、寺井や本田、絵崎、尾崎模型店の主人など原作より出番が増えた人物も多いが、逆にリカや御所河原のように原作より出番が減ったか、アニメ放送時までの原作では登場したがアニメでは登場しなかった人物も何人かいる。
 
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=== 制作状況 ===
[[1997年]]の[[ポケモンショック]]以後、各局のテレビアニメでは番組冒頭で視聴者向けに「部屋を明るくして、テレビから離れて見るように」といった趣旨のテロップを流すようになったが、本作では第87話より登場人物が合唱して「♪テ、テ、テレビを見るときはぁ 部屋を明るくしてはなれて見てね!」という注意を促し、オープニングが「だまって俺についてこい」の時は[[20世紀フォックス]]のロゴをモチーフとした「注意ロゴ」の前で両津が視聴者に「テレビを見る時は、部屋を明るくして離れて見てくれよな!」と口頭で注意を促すというユニークな手法を取った(このオープニングの変更後は廃止され、通常の画面上に出る注意書きになった)。監督の[[高松信司]]はこの手法をとった理由について「テロップが本編にあまりにも無配慮に流れるのが嫌だったため、アニメキャラクターによる勧告を制作した」としている。
 
初代監督の[[やすみ哲夫]]は、初期の1クール分のみ担当した。『[[キテレツ大百科 (アニメ)|キテレツ大百科]]』の後番組だったこともあり、当初は低年齢層を狙ったギャグやオリジナル展開が多く、原作ファンから不満の声が挙がっていたが、やすみは元々短期の予定であり不評のために降板したわけではない。やすみは『こち亀』以前の作品では『[[つるピカハゲ丸|つるピカハゲ丸くん]]』や『[[おぼっちゃまくん]]』などを手掛けており、幼児・小学生向け作品を得意としていた。
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アニメのサブタイトルの画像は1996年は[[敬礼]]している両津一人の画像。1997年は自転車に乗っている両津とそれを追いかける中川、麗子、大原、本田、犬の画像。1998年から2001年までは青色の画面で両津の顔のアップの画像。2002年から2004年までのデジタル化以降はたくさんの両津の顔の浮き彫りに加工が施された画像<ref>第288話「ワシが麗子で私が両ちゃん?!」はたくさんの両津が回転し、裏になると麗子になりそれが回転して両津になる…を繰り返している。なおタイトルコールをするのはほとんど両津だが、この話は「私が…」から麗子が行っている。</ref>。2004年はその回の画像がパズルのようにバラバラになっており、それでピースが組み合わさって完成するような形になった(話によって例外もある)。一時的に1998年の第86話から第90話まではその話に関係ある物、主に背景が画像になっていた。
 
また、次回予告は第100話までEDの前であったが、第101話以降はED後に流された。基本は両津がナレーター、タイトルコールをし「よろしくな!」(第1話のみ「よろしく!」)といって締めるが、話の主役が両津以外の場合、そのキャラクターが担当する<ref>第129話「感涙! 寺井の初体験」(寺井)、第297話「檸檬 くノ一忍者になる」(檸檬)など。前者は「よろしくお願いします!」で締めている</ref>。なお、2001年に放送された「視聴率を盗んだ男」(第204話)の予告映像で、ギャグとして「視聴率調査の機械がある方は必ず見てね!」とテロップを出したところ、ビデオリサーチから連絡(内容の確認要請)があったという<ref>「こち亀大全集 カメダス2」での[[高松信司]]らアニメスタッフの談話。{{ISBN2|4-08-859250-6}}</ref>。
 
第234話Bパートの「住人と色」では原作者の[[秋本治]]が「禾火本三台」名義で絵コンテを担当している(原作者の秋本は「こち亀」連載前に[[タツノコプロ]]でアニメーターを経験したことがある)。