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一方、県警は犯行に使用された車両(白いワゴン車)や、[[前科]]・[[非行]]歴のある人物について調べ続けた<ref name="琉球新報1996-12-21">{{Cite news|title=女子中学生ら致事件から半年|newspaper=琉球新報|date=1996-12-21|url=http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/961221ja.htm|author=|accessdate=2001-4-21|publisher=琉球新報社|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20010421161029/http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/961221ja.htm|archivedate=2001年4月21日|deadlinkdate=2020-06-10}}</ref><ref>{{Cite news|title=女子中学生ら致事件、有力手掛かりなし  発生から5カ月|newspaper=琉球新報|date=1996-11-22|url=http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/961122je.htm|author=|accessdate=2000-06-10|publisher=琉球新報社|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20000610051733/http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/961122je.htm|archivedate=2000年6月10日|deadlinkdate=2020-06-10}}</ref>。
 
7月5日午前、辺戸岬近くの農道で、特捜本部によって手配されていた白いワンボックスカー(後に犯行車両と判明)が放置されているのが発見された<ref name="沖縄タイムス1996-07-06">『沖縄タイムス』1996年7月6日朝刊第1版第一社会面31頁「【北部】中学生ら致事件 被疑者料?一時騒然 国頭村に放置、関連なし」(沖縄タイムス社)</ref><ref>{{Cite news|title=女子中学生ら致事件 辺戸岬で発見の車両は事件と無関係|newspaper=琉球新報|date=1996-07-06|url=http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/960706ja.htm|author=|accessdate=1999-10-10|publisher=琉球新報社|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/19991010125807/http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/960706ja.htm|archivedate=1999年10月10日|deadlinkdate=2020-06-10}}</ref>。この車は、ナンバープレートを取り外された状態で<ref name="読売新聞1997-01-03"/>、茂みに隠すように放置されていた<ref name="朝日新聞1997-01-03"/>。発見現場は、地元住民でもほとんど入らない農道の奥で、鬱蒼と草木が茂っていた<ref name="祈り届かず4"/>。単に盗んだ車を放置したにしては、念の入った隠匿工作がされていたことや<ref name="祈り届かず4"/>、中で飲食した形跡があることなど、不審な点が多くみられたため<ref name="朝日新聞1997-01-03"/>、特捜本部が[[鑑識]]を行うこととなり、名護市役所羽地支所に設置されていた対策本部も「被疑車両か?」と色めき立った<ref name="沖縄タイムス1996-07-06"/>。
 
このため、特捜本部が[[鑑識]]を行うこととなり、名護市役所羽地支所に設置されていた対策本部も「被疑車両?」と色めき立ったが<ref name="沖縄タイムス1996-07-06"/>、県警は同日夜、この車について「事件との関連は薄い」との見解を示した<ref name="琉球新報1996-07-06">『琉球新報』1996年7月6日朝刊第一社会面29頁「【名護】女子中学生ら致事件 手配の車、関連なし 国頭の農道で見つかる 地域住民が大捜索」(琉球新報社)</ref>。これは、車内に残されていた遺留品の調査や、車内鑑定などの結果<ref name="琉球新報1996-07-06"/>、被害者Aの[[指紋]]や遺留品が見つからなかったこと、そして「このワンボックスカーは、目撃された犯行車両の特徴と異なる」という証言があったことだった<ref name="砕かれた願い1">『沖縄タイムス』1997年1月4日朝刊第2版第一社会面31頁「砕かれた願い 女子中学生ら致殺害事件 <1> 盲点 犯行車両の発見裏目」(沖縄タイムス社)</ref>。当時、この車の鑑識や、[[科学捜査研究所]]による車両鑑定は、計3度行われたが、結果的に犯人2人 (Y・U) の指紋は検出されたものの、被害者Aの指紋は発見されず、車内から発見された毛髪も、Aとは結びつかなかった<ref name="祈り届かず4"/>。しかし、後にこの車が犯行車両と判明したことから、法医学の専門家である医師の[[上野正彦]]は、「50キロも車に乗っていれば、髪やフケなど何らかの遺留品が出ます。車内で暴れれば、当然その量は増える。犯行に使われた車内から証拠が出てこない例は少ないと思う。現時点では鑑識が失敗だったと言えるのではないか」<!--原文ママ-->と、当時の捜査状況に疑問を呈している{{Sfn|週刊文春|1997|p=39}}。
 
一方、県警はその後も、この車と本事件との関連を調べ続けていた{{Efn2|特捜本部長を務めた久高は、「鑑識結果が出ないことは過去のケースでも有り得ること」と説明している<ref name="祈り届かず4"/>。}}<ref name="琉球新報1996-12-21"/>。この車内の遺留品・指紋などから、Y・Uの2人が浮上したため<ref name="読売新聞1997-01-03"/>、(この車について窃盗の被害届を受理していた)[[那覇警察署]]は同月18日<ref name="読売新聞1997-01-03"/>、「事件に関与した可能性が捨てきれない」として、2人を窃盗(ワゴン車を盗んだ容疑)で全国に[[指名手配]]<ref name="砕かれた願い1"/>。特別班を設置し<ref name="祈り届かず4"/>、同年8月<ref name="砕かれた願い1"/>、被疑者Xの実家があった種子島(熊毛郡中種子町)や<ref>『[[毎日新聞]]』1997年1月3日西部朝刊第一社会面「沖縄・女子中学生拉致事件 『逃げきれない』とX容疑者がやつれて出頭」([[毎日新聞西部本社]])</ref>、Xの肉親が住んでいた愛知県に捜査員を派遣していた<ref name="砕かれた願い1"/>。