「岩波映画製作所」の版間の差分

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'''株式会社岩波映画製作所'''(いわなみえいがせいさくしょ)とは、かつて日本に存在した[[戦後日本を代表する記録映画]]制作会社。日本の戦後復興や高度成長を担った基幹産業を中心に、幅広く産業映画、PR映画を作った。また優れた科学教育映画を多数作り、その一部は復刻DVD化され学校で使われている。1998年に倒産し、2009年に記録映画アーカイブプロジェクトによって保管・管理されている{{Sfn|丹羽・吉見|2012|p=8}}{{Sfn|記録映画アーカイブ}}
 
== 概要 ==
[[北海道大学]]教授[[中谷宇吉郎]]、[[岩波書店]]の[[小林勇]]、映画カメラマンの吉野馨治{{refnest|group="注"|よしのけいじ(1906-72)。映画カメラマン。大映映画、東宝映画を経て、戦後に中谷らと共に岩波映画を創立{{Sfn|丹羽・吉見|2012|p=21}}}}らによって、新しい科学映画を製作することを目的に設立された。やがて、[[日本アート・シアター・ギルド|ATG]]で活躍する[[羽仁進]]、[[黒木和雄]]や、評論家の[[田原総一朗]]、[[保守]]派の論客である[[入江隆則]]など、各界に多くの人材を輩出している。
 
創立当初から1968年([[昭和]]43年)に、[[日本映画社]]出身の[[小口禎三]]が社長に就任するまでの間、[[社長]]ポストは空席のまま、岩波書店の[[専務]]でもあった小林勇が、[[代表取締役]]専務として実質経営していたが、岩波書店、[[岩波ホール]]との資本関係はなかった。1998年([[平成]]10年)に倒産。残された作品は、2000年(平成12年)に[[破産管財人]]から、[[日立製作所]]へ売却されている。その後、岩波映画の後身企業である「岩波映像」に再売却された。
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{{Reflist|group="注"|2}}
 
== 参考文献 ==
*草壁久四郎「映像をつくる人と企業―岩波映画の三十年」みずうみ書房、1980年。
* {{Cite book |和書|author1=丹羽美之|author2=吉見俊哉|title=映画記録アーカイブ1 岩波映画の1億フレーム|publisher=東京大学出版会|journal=|volume=|issue=|pages=|year=2012|isbn=978-4-13-003250-6|ref={{Sfnref|丹羽・吉見|2012}} }}
*{{Cite web|url=http://www.kirokueiga-archive.com/index.html|title=記録映画アーカイブプロジェクト|accessdate=2021-12-9|ref={{Sfnref|記録映画アーカイブ}}}}
 
== 外部リンク ==
*[http://www.iw-eizo.co.jp/ 岩波映像] - 後身企業の公式ウェブサイト
 
 
 
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