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[[コンピュータRPG]]の元祖のひとつである『[[ウィザードリィ]]』は、『D&D』のコンピュータ上での再現というコンセプトで開発されており、ファイターやクレリック([[神官|僧侶]]、プリースト)等と同様にシーフも移入され、これがコンピュータRPGにシーフが初めて登場する作品となる。だが、シーフはその能力を大きく制限されることとなる。『ウィザードリィ』の初期シリーズでシーフに許されていたのは、わずかに宝箱の罠の種類を判別することと、それを解除することのみであった。戦闘がゲームの中心となるコンピュータRPGにおいて、『D&D』的なシーフの役立つ局面は限られた。それでも、役立つアイテムを手に入れる唯一の手段が宝箱である以上シーフをパーティに組み入れる必要はあり、存在意義を失うことはなかった。
 
『ウィザードリィ』の後のシリーズでは、鍵開けの能力や[[ノンプレイヤーキャラクター|NPC]]から[[スリ]]を働く能力など、本来のシーフの能力を再現する方向で追加がなされている。一方で[[ファイナルファンタジーシリーズ|『ファイナルファンタジー』シリーズ]]をはじめとする日本製コンピュータRPGでは、『[[ファイナルファンタジーIII]]』のシーフに「ぬすむ」、同『[[ファイナルファンタジーV|V]]』に「ぶんどる」という能力が与えられたのをきっかけに、モンスターからアイテムを奪う能力を個性として強調していくことになる。
 
==== シーフの上位職業 ====