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局の序盤において、全プレイヤーが最初の[[摸打|打牌]]で同じ[[麻雀牌#風牌|風牌]]を捨てた場合、流局とするルールである。これを'''四風子連打'''(スーフォンツリェンター)という。'''四風連打'''(スーフォンレンタ)、'''四家同風'''(スーチャトンフォン)などともいう。九種九牌と同様、4人のうちのいずれかの者が[[ダブル立直]]を掛けていたとしても、四風連打が優先されて流局となる<ref name="新報知p138-139">[[#新報知ルール|井出洋介監修『麻雀新報知ルール』(1997年)]] p138-p139。ダブリーをかけた者の出したリーチ棒は[[麻雀の点#供託|供託]]となる。</ref>。
 
4人目(北家)が打牌した時点で流局となる。ただし、それ以前に[[副露#チー|チー]]・[[副露#ポン|ポン]]・[[槓|カン]]が入った場合は成立しない。四風子連打が成立しない場合として具体的には、親の最初の打牌から順番に北家まで同じ風牌を捨てている途中で暗槓が入った場合や、途中に他の牌を捨てた時に副露によって河から取られることを挟んで、結果的に北家が捨てた時点で全員の河に同じ風牌が1つずつある場合などがあげられる。<!--ただし、北家の宣言により流局(または続行)とするルールもある。-->
 
「死風子連打」に通じることから縁起が悪いともされた。
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'''四開槓'''(スーカイカン)は、同一の局において、複数のプレイヤーにより合計で4回の[[槓]]が行われた場合、流局とするルールである。'''四槓散了'''(スーカンサンラ)、'''四槓算了'''<ref name="新報知p139"/>(スーカンサンラ)、'''四槓流れ'''<ref name="hisato2012/p122">{{Cite book|和書|author=[[佐々木寿人]]|date=2012|title=ヒサト流 リーチに強くなる麻雀入門|publisher=[[成美堂出版]]|isbn=9784415312231}}p122。</ref>(スーカンながれ)ともいう。「四槓」が「死棺」に通じることから縁起が悪いとされたのが由来である<ref name="新現代-p187">{{Cite book|和書|author=[[天野大三]]/青山敬|year=1979|title=<small>新現代ルールによる</small>図解麻雀入門|publisher=[[梧桐書院]]}}ISBN表記なし、0076-590868-2368。p187。</ref>。なお四開槓のルールの有無に関わらず、もともと[[ドラ (麻雀)|ドラ]]を用いるルールにおいては[[嶺上牌]]が4枚しか用意されず5回目以降の槓ができない取り決めであるため、本来は途中流局にする必然性が無く、必ずしも嶺上牌が足りないことが四開槓の理由ではない。
 
「槓が4回行われた場合は流局とする」という説明が一般的だが、4回目の槓が行われ槓ドラをめくり、嶺上牌をツモって牌を捨てて他のプレイヤーのロン和了が発生しなかった際に流局となるルールと、4回目の槓の申告があった時点(搶槓がなかった時点)で流局となるルール<ref name="新報知p139">[[#新報知ルール|井出洋介監修『麻雀新報知ルール』(1997年)]] p139。四槓算了の項に詳細。「4組目のカンツが完成した時点」で流局となり、最後の嶺上牌をツモる前に局が終了となる。原文では「嶺上開花のチャンスはない」とある。</ref>がある。
 
なお、1人のプレイヤーが4回の槓を行った場合は、[[四槓子]](スーカンツ)のテンパイとして続行する。この場合、他のプレイヤーは5つ目の槓をすることができない<ref>{{Cite web|author=[[日本プロ麻雀連盟]]|date=|url=http://www.ma-jan.or.jp/guide/game_rule.php#04|title=日本プロ麻雀連盟競技ルール|accessdate=2011-08-29}}</ref><ref>{{Cite web|author=[[ロン2|ロン<sup>2</sup>]] ([[日本プロ麻雀連盟]])|date=|url=http://www.ron2.jp/play_guide_rule.html#nagare|title=遊び方・ルール|accessdate=2011-08-29}}</ref><ref name="新報知p46">[[#新報知ルール|井出洋介監修『麻雀新報知ルール』(1997年)]] p46-p47。</ref><ref name="hisato2012/p122"/>。ただし一部には、5つ目の槓を認め、それをもって嶺上牌をツモらずに流局としているルールもある<ref>{{Cite web|author=[[Maru-Jan]]|date=|url=http://www.maru-jan.com/rule.html|title=ルール|accessdate=2012-07-09}}「四槓子の場合は5回目の槓で流局」と明記されている。</ref>。
 
また、4回目の槓に対して[[搶槓]]が発生した場合は、槓が成立しないため、流局にはならず搶槓によるあがりが優先される<ref name="新報知p139"/>。