「デ・ハビランド DH.83 フォックス・モス」の版間の差分

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イギリスで100機ばかりが生産された他、[[オーストラリア]]、[[カナダ]]でも生産された。[[第二次世界大戦]]中は[[イギリス空軍]]、[[オーストラリア空軍]]、[[ニュージーランド空軍]]などが徴用しており、戦後も少なくとも5か国で多数が飛行していた。[[1946年]]にはカナダの[[トロント]]に生産ラインが設けられ、胴体を強化しスライド式クーペ・トップを備えた'''DH.83C'''が52機生産された。
 
[[日本]]でも[[東京瓦斯電気工業]](瓦斯電)が輸入・国産化さらにエンジンを国産の「[[神風 (エンジン)|神風]]」に換装して国産化した。この機体は'''[[KR-1 (航空機)|KR-1/KR-2]]'''軽旅客機に名称が変更され、20機ほど生産して民間機として使われたほか、[[大日本帝国海軍|海軍]]でも輸送連絡機として用いられた<ref>[[野沢正]] 『日本航空機総集 九州・日立・昭和・日飛・諸社篇』 [[出版協同社]]、1980年、49 - 54頁。{{全国書誌番号|81001674}}。</ref>。また、KR-1/KR-2とは別に、[[三井物産]]が[[1932年]](昭和7年)頃に輸入した4機のうち3機が、[[立飛企業|石川島飛行機]]で小型患者輸送機へ改装された上で、献納による[[愛国号]]として[[大日本帝国陸軍|陸軍]]に献納で使用れ、小型患者輸送機として用いられた<ref name="nozawa">[[野沢正]] 『日本航空機総集 輸入機篇』 [[出版協同社]]、1972年、120頁。{{全国書誌番号|69021786}}。</ref><ref name = "Akimoto">{{Cite book |和書 |author = [[秋本実]] |title = 日本陸軍試作機大鑑 |publisher = [[酣燈社]] |year = 2008 |page = 149・150頁 |isbn = 978-4-87357-233-8}}</ref><ref>[http://www.tobunken.go.jp/kindai/detail.php?pid=175&cate=航空機&sum=2&select=指定しない&textfield=フォックス・モス 日本陸軍のデ・ハビランドD.H.83フォックス・モス(1932)] 日本航空史の揺籃〜発展期(喜多川コレクション) - [[東京文化財研究所]]公式サイト。2015年10月25日閲覧。</ref>ほか、[[満州事変]]時に[[国民革命軍]]より鹵獲した機体も[[関東軍]]で連絡・輸送の任に就いていた<ref>{{Cite book |和書 |author = 秋本実 |title = 日本陸軍試作機大鑑 |publisher = [[酣燈社]] |year = 2008 |page = 169・170頁 |isbn = 978-4-87357-233-8}}</ref>。軍用以外では、[[満州国]]で警察機となった機体や瓦斯電の社用機として用いられた機体もあった<ref name="nozawa" />。
 
== 要目 ==