「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の版間の差分

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ローリングは、元々マファルダという名前のウィーズリーの親戚を書いたことに触れ、ローリングによれば「『[[ハリー・ポッターと賢者の石|賢者の石]]』に登場する『株式仲買人をしているはとこ』の娘でした。この株式仲買人は、かつてウィーズリー夫妻にとても無礼でしたが、困ったことに彼と(マグルの)妻との間に魔法使いが生まれたので、ホグワーツに入学する前に魔法使いの社会に彼女を紹介する手助けをしてほしいと頼みにウィーズリー家に戻ってきた。」という<ref name="extra">{{cite web |url=http://www.jkrowling.com/textonly/en/extrastuff_view.cfm?id=3 |title=Section: Extra Stuff |access-date=21 March 2011 |publisher=J. K. Rowling Official Site |archive-url=https://web.archive.org/web/20120208051719/http://www.jkrowling.com/textonly/en/extrastuff_view.cfm?id=3 |archive-date=8 February 2012 |url-status=dead }}</ref>。マファルダは[[ホグワーツ魔法魔術学校#スリザリン|スリザリン]]でリータ・スキーターの役割をするつもりだったが、「学校に閉じこもった11歳の子供が発見できることには明らかに限界がありました」という理由で、最終的に削除された。ローリングは、リータ・スキーターの方が「はるかに柔軟」であると考えた<ref name="extra"/>。ローリングはまた、執筆の途中で巨大な[[プロットホール|矛盾]]に気づいたため、その当時4作目の執筆が最も難しかったと認めている<ref name="EW">{{cite web|first=Jeff|last=Jensen|url=https://www.ew.com/ew/article/0,,20431232_276929,00.html|title=Rowling Thunder|work=Entertainment Weekly|date=4 August 2000|access-date=28 November 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20130602165907/http://www.ew.com/ew/article/0,,20431232_276929,00.html|archive-date=2 June 2013}}</ref>。特に、ローリングは第9章『闇の印』に苦労し、13回も書き直した<ref>{{cite web |url=http://www.accio-quote.org/articles/2001/0301-comicrelief-staff.htm |title=Comic Relief live chat transcript |publisher=Accio Quote! |date=March 2001 |access-date=3 December 2010 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20101201045203/http://www.accio-quote.org/articles/2001/0301-comicrelief-staff.htm |archive-date=1 December 2010 }}</ref>。
 
== 主題 ==
2000年、[[エンターテインメント・ウィークリー]]誌でローリングにインタビューしたジェフ・ジェンセンは、『ハリー・ポッター』の小説、特に『炎のゴブレット』では、[[偏見]]が大きな主題であると指摘した。ジェンセンは、ヴォルデモートと彼の従者たちがマグルに対してどのように偏見を持っているか、また『炎のゴブレット』ではハーマイオニーが「長い間、年季奉公させられて他に願望がなくなってしまった」ホグワーツの屋敷しもべ妖精を解放するための団体を結成することに言及した<ref name="EW" />。この主題を探求した理由について問われたとき、ローリングは次のように答えた。
 
{{blockquote|偏見はたぶん私が一番嫌悪することだからです。あらゆる形の不寛容や、「自分と異なるものは必要悪だ」という考え方すべてが。私は、違いは平等で良いものだという考えを探求するのが本当に好きです。でも私が探求したいまた別の考えもあります。虐げられた集団は、一般的に言って、団結して立ち上がるような人たちではありません。いいえ、悲しいことに、彼らは内輪でさらに分裂して、地獄のような戦いをするのです。それが人間の本性ですから、この作品にもそれが表れています。この魔法使いの世界では、彼らはすでに社会から排斥されており、そうして自分たち自身の中で、忌まわしい序列を形成しています<ref name="EW" />。}}
 
また彼女は、「その年頃の大勢の子供たちが考え始める」ことの1つなので、これが子供たちにとってあまりに「重い」とは感じなかったと述べている<ref name="EW" />。
 
== 映画 ==