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2006年、韓国政府はこの暗礁を'''可居礁'''(かきょしょう、カゴしょう)と命名し、海洋観測施設の建設を行っている。[[蘇岩礁]]とともに、黄海の[[排他的経済水域]]をめぐる[[中華人民共和国]]と大韓民国の間の係争の一要素となっている。
 
2008年、韓国政府によって[[国際水路機関]]に ''Gageo Reef'' の名で国際登録の申請が行われた。申請資料には暗礁から48キロの距離にある島の名前(''Gageo Do'')を命名理由として挙げており、日向礁という呼称と命名経緯については触れられていない<ref>[http://www.iho.int/mtg_docs/com_wg/SCUFN/SCUFN21/KCMGN_Korea/Proposals_by_KCMGN_Korea.htm Proposals by KCMGN, Rep of Korea, April 2008]</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.iho.int/mtg_docs/com_wg/SCUFN/SCUFN21/KCMGN_Korea/01_Gageo_Reef.pdf UNDERSEA FEATURE NAME PROPOSAL]}}</ref>
 
2009年10月13日、韓国がこの暗礁の上に海洋施設(可居礁海洋科学基地)を完成させた。同じく[[東シナ海]]の暗礁である[[蘇岩礁]](韓国名:離於島)の海洋施設に続き韓国で2番目の海洋基地である。100億[[大韓民国ウォン|ウォン]]の事業費をかけて2007年11月から工事が行われてきた。高さ51メートル、面積286平方メートルで、規模は蘇岩礁(離於島)の海洋施設の4分の1だが、施設の機能は蘇岩礁(離於島)のものより優れている。また、21メートルの波や秒速40メートルの風にも耐えられるように設計されている。この海洋施設で30種類以上の先端観測設備を使って気象や海洋、大気の環境などの観測を行い、そのデータを衛星を使ってリアルタイムで[[海洋研究院]]に転送するとしている。このデータは気候変動に関する研究のほか大気や海洋に関する様々な研究に必要な情報であるとしている<ref>KBS World Radio</ref>
 
== 関連項目 ==