「クレジットタイトル」の版間の差分

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キャストのクレジット順に注目する観客・視聴者が多いことから、その順序はスタッフ側にとっても極めて繊細な問題とされ、その配置によっては出演者と製作側との契約上の紛争に発展することがある<ref name="filmstudies" /><ref name="post">[http://www.news-postseven.com/archives/20110921_31503.html 映画「特別出演」のギャラは高額 「友情出演」はノーギャラ]</ref><ref>日本における有名な事例としては、[[藤田まこと]]の[[必殺シリーズ]]での事例([[必殺シリーズ#中村主水の主人公問題]]・[[中村主水#エピソード]]を参照)や[[田宮二郎]]の事例([[田宮二郎#映画界追放]]を参照)がある。</ref>。
 
主演者に匹敵するか、より重んじられる出演者を、キャスト順の最後に配置する手法があり、日本語では「トメ(止め、留め)」という<ref>[[飯間浩明]]『辞書には載らなかった不採用語辞典』([[PHP研究所|PHP]] [[2014年]]p.115)。</ref><ref>[[渥美清]]は歳を取ったらトメになりたいと発言していた([[小林信彦]]『おかしな男 渥美清』[[新潮文庫]] [[2000年]]p.245)。</ref>。複数の名が並ぶ表示形式の場合、線を引いて区別する場合もある。トメにあたるクレジットが存在せず、多数の脇役の連名がキャストの締めくくりとなる場合もあり、それが日本の作品なら、2番目に表示される俳優が序列2番目扱いとなる。日本語の「トメ」は[[歌舞伎]]の番付における「留め筆」(看板やビラの最後に記される[[座頭 (芝居)|座頭]]の意)や[[落語]]、[[相撲]]などの「[[止め名]]」から来ている。ハリウッド作品の場合、オープニング・クレジットのキャストの最後に「and 俳優名 as 役名」と表記する方式が多く取られている。
 
特別出演([[クレジットタイトル#特別出演|後述]])に該当する、またはその扱いに相当するキャストは、その旨を表記するか、クレジットの表示方法を他者と少し変える(他よりも長めの時間で映し出す、「起こし」と呼ばれる特別の表示手法などを用いる)ことで目立たせる工夫が図られることがある。外国作品の場合「Co-Starring」「Also Starring」など、主演に次ぐ共演者であることを示す表記が添えられる場合もある。