「機能主義 (建築)」の版間の差分

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近代建築の根源は、[[スイス]]生まれの[[フランス]]の建築家[[ル・コルビュジエ]]と、ドイツの建築家[[ミース・ファン・デル・ローエ]]の作品にある。従来の様式を極端に簡素化したものであるという点で、2人は機能主義者であった。1923年、[[ヴァイマル共和政]]のドイツで働いていたミース・ファン・デル・ローエは、サリバンが目標とした建築本来の美を達成した、極端に簡素化され、入念な細部を備えた作品を生み始めた。ル・コルビュジエは、1923年の著作『建築をめざして』において述べた「住宅は住むための機械である。」という名言は未だに影響力を持ち、フランス・ポワッシーの[[サヴォア邸]]のような初期の作品は原型的に機能的であると考えられている。
 
1930年代半ばになると、機能主義は、デザインの統合性の問題としてよりも、美学的なアプローチとして議論され始める。機能主義は、別の問題である無装飾と一緒にされるようになった。安っぽい商業建築のような空間を覆う最も素っ気なく粗野な方法を指す軽蔑的な語となり、最後には、例えば、[[バックミンスター・フラー]]の[[ジオデシック・ドーム]]に対する学会の批評におけるように、単に「粗雑」(gauche)と同義語になった。
 
70年間にわたり傑出し影響力を持つアメリカの建築家[[フィリップ・ジョンソン]]は、建築家には機能的な責任はないと主張し、これは今日では多数の意見である。