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=== 地名の由来 ===
いくつかの説がある<ref name="地名辞典400" />。
; 神庭(かにわ)説
: [[1625年]]([[寛永]]2年)の知行状に「[[橘樹郡]]加丹羽村」とあること、また神庭遺跡から[[勾玉]]などが出土していることから推測されるように、「祭祀を行う場所」という意味合いの「神庭」(かにわ)から転じた。
;自然地名説
: 急な崖を意味する「カニ」から、「急な崖の多い谷戸」の意味合いで付いた。当地の小名として残る「滝ヶ谷」の「タキ」も、カニと同じ意味である。
; 蟹説
: 当地の崖下からは湧き水が出て、そこに[[サワガニ]]が多く住み着いていたことから、「サワガニのいる谷戸」という意味合いで付いた。
 
=== 沿革 ===
* [[1697年]]([[元禄]]10年)- [[天領]]となる。
* [[1868年]]([[明治]]元年)- [[明治維新]]。当地は[[神奈川県]]所属となる。
* [[1874年]](明治7年)- [[大区小区制]]の施行により、当地は第4大区第8小区に属する<ref name="地名辞典401" />。
* [[1889年]](明治22年)- [[町村制]]の施行により、[[橘村 (神奈川県)|橘村]]が成立。'''蟹ケ谷'''はその[[大字]]となる。
* 明治末期 - 八太権現社が[[橘樹神社]]へ[[合祀]]される<ref name="地名辞典403" />。
* [[1930年]]([[昭和]]5年)- 帝国海軍東京通信隊が設置される<ref name="ももちゃん" />。
* [[1937年]](昭和12年)- 橘村が[[川崎市]]に編入され、川崎市'''蟹ケ谷'''となる。
* [[1938年]](昭和13年)- [[耕地整理]]により、[[子母口]]や[[明津]]と一部で境界を変更<ref>「大字及字区域変更」(昭和13年5月31日神奈川県公報pp.37-62)</ref>。
* [[1943年]](昭和18年)- 東京通信隊が地下壕を設ける<ref name="ももちゃん" />。
* [[1945年]](昭和20年)- 東京通信隊の跡地に[[慶應義塾獣医畜産専門学校 (旧制)|慶應義塾獣医畜産専門学校]]が移転(2年後に[[志木町]]へ転出、のちの[[慶應義塾志木高等学校]])。
* [[1958年]](昭和32年)ごろ - 八太神社が分祀、再建される<ref name="地名辞典403" />。
* [[1960年]](昭和35年)- 市営蟹ケ谷住宅が作られる<ref name="角川259" />。
* [[1972年]](昭和47年)- 川崎市が[[政令指定都市]]へ移行。川崎市[[高津区]]'''蟹ケ谷'''となる。
* [[1996年]]([[平成]]8年)- [[中原区]][[井田 (川崎市)|井田]]の住居表示施行に伴い、井田の一部を蟹ケ谷へ編入<ref>住居表示新旧対照案内図 No.67 中原区井田1, 2, 3丁目、井田三舞町、井田杉山町、井田中ノ町 川崎市、1996年。</ref>。
 
== 世帯数と人口 ==
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== 交通 ==
=== 路線バス ===
[[川崎市交通局]]が当地と[[武蔵新城駅]]・[[武蔵小杉駅]]・[[元住吉駅]]・[[川崎駅]]などとを結ぶバスを運行している。[[東急バス]]が武蔵新城駅と[[綱島駅]]、[[高田駅 (神奈川県)|高田駅]]とを結ぶバス、当地と[[溝の口駅]]を結ぶバスを運行している。いずれも蟹ヶ谷バス停(蟹ヶ谷槍ケ崎公園の前)を発着する。
 
[[東急バス]]が[[さくらが丘Issac日吉]](蟹ヶ谷バス停からは東へ500m)と[[日吉駅 (神奈川県)|日吉駅]]とを結ぶバスを運行している。<!--[[新日本製鐵]]研究所の跡地が宅地開発された-->
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== 施設 ==
* 専念寺([[浄土真宗東本願寺派]])
* 八太神社
 
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
* {{cite book | 1=和書 | title=川崎の町名 | publisher=川崎市 | year=1995 | ref=町名 | others=日本地名研究所 編}}
* {{cite book | 1=和書 | title=川崎地名辞典(上) | publisher=川崎市 | year=2004 | ref=地名辞典 | others=日本地名研究所 編}}
* {{cite book |1=和書| title=[[角川日本地名大辞典]] 14 神奈川県 | publisher=[[角川書店]] | year=1984 | ref=角川}}
 
{{高津区の町・字}}