「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」の版間の差分

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世界観は、1971年から多くの仮面ライダーたちが40年に渡って悪と戦ってきたという設定のもと、これまで各作品ごとに独立していた平成ライダーの世界観も昭和ライダーから続いていると位置づけられている。
 
キャストは、[[仮面ライダー1号]]、[[仮面ライダー2号]]、[[仮面ライダーV3 (キャラクター)|仮面ライダーV3]]をそれぞれ演じた[[藤岡弘、]]、[[佐々木剛]]、[[宮内洋]]の3人が各ライダーの声で出演する{{R|sponichi2}}{{efn|宮内の場合、自身が主役として出演したズバットの声も担当している。}}{{efn|当時の本郷猛と一文字隼人であるという設定上から敢えて声のみでの出演となった{{R|PAN白倉}}。}}。3人での共演はテレビスペシャル『[[全員集合!7人の仮面ライダー!!]]』以来である。また、『[[仮面ライダーW]]』でWを演じた[[桐山漣]]と[[菅田将暉]]も友情出演という形で、Wの変身シーンのみだが出演した。ショッカー側でも、ショッカー首領役として最後の声の出演となった[[納谷悟朗]]をはじめとする原典と同様のオリジナルキャストが多く配役されている。ブラック将軍(ヒルカメレオン)役には[[時代劇]]の斬られ役として知られる[[福本清三]]が配役されているが、これは監督の金田治の推薦によるもので、彼は「東映創立60周年記念作品だから、何かの役で出てもらいたかった」と述べている<ref>{{Cite journal|和書|year = 2011|month = 4|title = |journal = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]|volume = Vol.132|page = 89|publisher = [[ホビージャパン]]|isbn=978-47986021344-7986-0213-4}}</ref>。
 
2011年3月15日には完成披露試写会が予定されていたが、[[東北地方太平洋沖地震]]の影響によって中止された。
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== 仮面ライダーオーズ タマシーコンボ ==
{{キャラスペック|名称=仮面ライダーオーズ<br />タマシーコンボ|身長=197cm|体重=87kg|パンチ力=8.8t|キック力=18t|ジャンプ力=ひと跳び280m|走力=100mを3.9秒}}
'''タカ'''・'''イマジン'''・'''ショッカー'''のコアメダルを使用して変身する、仮面ライダーオーズの本作品オリジナル特殊コンボ形態{{Sfn|超全集|2019|p=31}}
 
本来存在しないコアメダル2枚との組み合わせによって誕生した超特殊なコンボ{{R|PAN}}であり、グリード・イマジン・ショッカー怪人といった3種の怪人の特性を併せ持つ。オーラングサークルは金縁である。変身時には全身が赤・金色に輝くと共に頭部・腕部が赤、脚部が金色のオーラに包まれる。
 
コンボチェンジ時の音声コールは「'''タシー!タマシ タマシー!ライダーマシー!'''」{{Sfn|超全集|2019|p=31}}
 
* オーズのフォーム名としては例外であり、プロデューサーの白倉の意向で、意味のある名前にすることとなり、イマジンの「マ」とショッカーの「シー」で「タマシー」となった{{Sfn|オーズ読本|2011|p=116}}。
* 造形は頭部と脚部の流用が初めから決まっており、モモタロスの部位のみが新規デザインとなっている{{Sfn|OOO|2012|p=87}}。腕と肩、胸とボディースーツ、ブーツが新規造形となっている{{Sfn|特写R|2020|p=55}}。
 
; 部位
:; イマジンアーム
:: イマジン(モモタロス)の力を宿した腕部形態。オーラングサークルの絵柄がメダルの絵柄と異なる唯一の部位である。
:: 両肩の巨大な角'''オレノツノ'''は武器としても刺突攻撃が使用可能だが、本来はモモタロスの信条であるカッコよく戦うことが反映されているための飾り、武装あるとはなく装飾の意味合が強い{{Sfn|超全集|2019|p=31}}。本能で動くため細かい作業は苦手だが、強靭な腕力を活かした豪快な力任せの戦闘を得意とする{{R|U132}}。
::* モモタロスと同様にオレノツノに「MOMO」の意匠が設けられているほか、腕が凸モールドになっている{{Sfn|特写R|2020|p=55}}。当初はモモタロスの顔が両肩に置かれたデザインであった{{Sfn|特写R|2020|p=87}}。
:; ショッカーレッグ
:: ショッカーの力を宿した脚部形態。ショッカーの紋章である鷲をモチーフにしており、コンドルレッグに近似した形状となっている。ショッカーの超科学力を宿しており、脚に走るメダルの力が変換された強力なイー・パルスによって怪人の改造部位・中枢機能への攻撃力を飛躍的に向上させる{{R|U132}}{{Sfn|超全集|2019|p=31}}。
::* デザインはコンドルレッグの色替え{{Sfn|オーズ読本|2011|p=125}}{{Sfn|特写R|2020|p=55}}。
; 必殺技
:; 魂ボンバー
:: 両手の間で練り合わせたショッカーマーク型の炎とイマジンの砂嵐状の衝撃波{{Sfn|平成完全超百科|2018|p=59}}を放ち、さらにタカメダルとイマジンメダルをそれぞれ模したエネルギーを同時にぶつけ、3種のメダル型エネルギーを融合させて大爆発を起こす{{R|PAN}}。1000tもの絶大な破壊力を発揮する{{Sfn|超全集|2019|p=31}}
; その他の登場作品
:; ジオラマ小説『KAMEN RIDER OOO EDITION -OOZ-』
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:{{キャラスペック|名称=ショッカーグリード|身長=215cm|体重=125kg}}
; ショッカーグリード
: ショッカーの創り出したグリード{{Sfn|怪人伝|2011|p=297}}{{Sfn|スーパー大図鑑平成|2018|p=239}}{{Sfn|超全集|2019|p=96}}。本作品ではショッカーも予てからコアメダルの研究を進めており、後述の'''ショッカーメダル'''を核とし、1971年11月11日にアンクが落としたセルメダルを取り込んだ吸収したことによって、本来の歴史には存在しないショッカー最強の怪人として生み出されたため、厳密にはグリードではない{{R|完全超悪304}}。
: 核として体内に取り込んでいるコアメダルが1枚のため、複数の生物の特徴を併せ持つ他のグリードたちとは異なり、ショッカーの紋章にも用いられている[[鷲]]の特徴が色濃く表れた外見となっている。一方で鷲の顔の下にヤミーと思われるガスマスクのような顔面も備えている他、眼窩になっている右眼や右肩部からは金色の[[蛇]]が突き出ており、脚は蛇腹状のブーツになっているなど、姿形はゲルショッカーの紋章である「蛇が絡み付いた鷲」にも見えるようになっている。また腰に巻いている金色のベルトはテレビシリーズのグリードと異なり、ショッカー怪人と同一の物を着用している。
: 人格は正にショッカーの行動理念を反映したものとなっており、自身の実力・悪の力に絶対的な自信を持ち、幼い子供が相手でも敵であれば完膚なきまでに叩き潰す意を示す、冷酷無慈悲な徹底主義者である。行動面においても、時折「ショッカー!」の雄叫びを上げるなど、徹底してショッカーの怪人であることが強調されている。
: メダル状の複数のエネルギー火炎{{Sfn|超全集|2019|p=96}}をマシンガンのような勢いで連続して放ち、圧倒的なパワーで一度は1号・2号を敗北に追い込み、NEW電王、モモタロス、オーズを圧倒した。だが2011年の再戦の際には正義の味方に戻った1号と2号によるライダーダブルキックで倒され、遺されたショッカーメダルはアンクが回収した。
:* デザインモチーフは[[ゲルショッカー]]のヘビがワシに絡まったマーク{{R|完全超悪304}}。前述のようにちゃんとしたグリードではないため、グリードのデザイン法則には全く則っておらず、ゲルショッカーの首領怪人としてデザインしている{{R|完全超悪304}}。そのため、ワシの怪人におまけでヘビを付けたようなバランスとなっている{{R|完全超悪304}}。ショッカーの要素として顔のガスマスクでナチスのような匂いを入れている{{R|完全超悪304}}。
:; 映画『[[平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊]]』
:: 地下帝国バダンの怪人として登場。
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; ショッカーメダル
: 1971年当時にショッカーが独自に入手したコアメダルをショッカー首領が改造したメダル。絵柄はショッカーのシンボルマーク{{R|goto17}}。本来の歴史ではこのメダルだけでは何も起こらないはずだったが、1971年11月11日にアンクが落としてしまったセルメダルがショッカーの手に渡ったことにより、ショッカーグリードが生み出されることとなる。
: ショッカーグリードが倒された後、アンクに収奪され、イマジンメダルと共にタマシーコンボに使用され、脚部ショッカーレッグを構成する。ショッカーの壊滅後、イマジンメダルと共に砂となって消滅した。
:; ジオラマ小説『 KAMEN RIDER OOO EDITION -OOZ-』
:: 同作品では、ショッカーに捕らわれた火野映司が無理矢理変身させられた'''ショッカーオーズ'''の頭部ワシヘッドを構成する。
:: また、ショッカー首領が、他の「[[ゲルショッカー]]」{{R|goto14}}「[[仮面ライダーV3|デストロン]]」{{R|goto14}}「[[仮面ライダーX|ゴッド]]」「[[仮面ライダーアマゾン|ガランダー]]」{{R|goto11}}「[[仮面ライダーストロンガー|デルザー]]」のコアメダルと共に、六連ドライバーを使って、ヘキサオーズという姿に変身している{{R|goto17}}。
; イマジンメダル
: ショッカー首領との最終決戦時にアンクが電王(モモタロス)の体内から取り出したコアメダル。絵柄は桃だが、オーズのオーラングサークルは桃から開いて現れたモモタロスの顔面の絵柄になっている。ショッカーの壊滅後、ショッカーメダルと共に砂となって消滅した。
; オールライダーブレイク
: 岩石大首領に対抗するために、全仮面ライダーが敵味方の立場を捨て、それぞれの専用マシンに乗って「40」の字型編隊を組んで特攻する、1号曰く「仮面ライダーの全エネルギー」と「我々の40年の思い」を結集した大技。
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=== スーツアクター ===
* 仮面ライダーオーズ{{R|suit_actor}}、電王{{R|suit_actor}}、モモタロス{{R|suit_actor}}、仮面ライダーファイズ{{Sfn|キャラクターブック|2011|p=17|loc=「渡部秀×高岩成二 対談」}} - [[高岩成二]]
* 仮面ライダーバース{{R|Credit}}、ウラタロス{{R|suit_actor}}、アンク(腕){{R|suit_actor}}、モールイマジン{{R|suit_actor}}、キカイダー{{R|suit_actor}} - [[永徳 (俳優)|永徳]]
* 仮面ライダーNEW電王{{R|suit_actor|読本95}}、ショッカーグリード{{R|suit_actor}}、モールイマジン{{R|suit_actor}}、キカイダー01{{R|suit_actor}} - [[渡辺淳 (俳優)|渡辺淳]]
* ジェネラルシャドウ{{R|suit_actor}} - 横山一敏
* 仮面ライダー1号{{R|suit_actor}}、ショッカーグリード{{R|suit_actor}} - [[藤井祐伍]]
* 仮面ライダー2号{{R|suit_actor}}、仮面ライダーNEW電王{{R|suit_actor|読本95}}、ザンジオー{{R|suit_actor}}、ショッカー首領{{R|suit_actor}} - [[高田将司]]
* キンタロス{{R|suit_actor}} - [[岡元次郎]]
* リュウタロス、イカデビル{{R|suit_actor}} - [[おぐらとしひろ]]
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* ショッカー首領{{R|Credit}} - [[横田遼]]
* 大神官ダロム{{R|suit_actor}}、アンク(腕・代役){{R|suit_actor}}、ショッカー戦闘員{{R|suit_actor}} - [[藤田慧]]
* イナズマン{{R|suit_actor}}、ガニコウモル{{R|suit_actor}}、モールイマジン{{R|suit_actor}}、ショッカー戦闘員{{R|suit_actor}}、ショッカーグリード{{R|読本95}} - [[岡田和也 (俳優)|岡田和也]]
* 怪人{{R|suit_actor}}、戦闘員{{R|suit_actor}} - [[大林勝]]
* 仮面ライダー、怪人{{R|suit_actor}} - [[今井靖彦]]
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; 主題歌「[[Let's Go RiderKick 2011]]」
: 作詞 - 石ノ森章太郎 / 作曲 - [[菊池俊輔]] / 編曲 - [[鳴瀬シュウヘイ]] / 歌 - [[仮面ライダーGIRLS]]
: 『[[仮面ライダー]]』の主題歌「[[レッツゴー!! ライダーキック]]」のリメイク曲。
; 挿入歌「[[レッツゴー!! ライダーキック]]」
: 作曲 - 菊池俊輔
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:* 仮面ライダークウガ 各フォーム
; 勝負!シリーズレギュラー
: カードライダーが3人とポーカー(?)でカード対決する。
:* ジェネラルシャドウ
:** FFR 金魚鉢
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|Type48.||勝負より大事なお宝を探す!<br />〜しし座A型の君へ〜||'''ディエンド'''<br />ライオトルーパー||J||歌舞鬼||響鬼||NEW電王
|-
|TypeEX.||静聴!ライダー唯一の旧モデル<br />〜おとめ座AB型の君へ〜||DVD映像特典||'''G3'''||ジーク||アギト<br />トリニティF||ドレイク||龍騎||ワイルドカリス
|}
 
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<ref name="PAN白倉">{{Harvnb|パンフレット|2011|loc=「STAFF SPECIAL INTERVIEW 白倉伸一郎」}}</ref>
<ref name="U132">「宇宙船」vol.132より{{要ページ番号|date=2019年1月}}。</ref>
<ref name="読本95">{{Harvnb|オーズ読本|2011|p=95|loc=「『オーズ/OOO』を支えた、仮面の下の勇者たち OOO SUIT ACTOR INTERVIEW 渡辺淳」}}</ref>
<ref name="完全超悪304">{{Harvnb|完全超悪|2020|p=304|loc=「DESIGNER INTERVIEW 出渕裕・篠原保[仮面ライダーオーズ/OOO]」}}</ref>
<ref name="sponichi">{{Cite news|url=http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/12/28/03.html |title=仮面ライダー1号 39年ぶり“主演映画”|newspaper=[[スポーツニッポン|スポニチ Sponichi Annex]]|publisher=[http://www.sponichi.co.jp/company/corporate/profile.html スポーツニッポン新聞社]|date=2010-12-28|accessdate=2013-08-04|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110917085255/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/12/28/03.html |archivedate=2011-09-17}}</ref>
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** {{wikicite|ref={{SfnRef|パンフレット|2011}}|reference=『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』パンフレット 2011年4月1日発行 構成・取材・文:用田邦憲 発行所:東映事業推進部}}<!--ページ数表記なし-->
* {{Cite book|和書|date = 2011-04-04|title =決定版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー超百科|publisher = 講談社|isbn = 978-4-06-304816-2|ref = {{SfnRef|超百科|2011}}}}
* {{Cite book|和書|date=2011-04-07 |title=仮面ライダーオーズ/OOO キャラクターブック Count the medals!|publisher=[[東京ニュース通信社]] |series=TOKYO NEWS MOOK |isbn=978-4-86336-139-3 |ref={{SfnRef|キャラクターブック|2011}}}}
* {{Cite book|和書|publisher=グライドメディア|title=仮面ライダーオーズ/OOO公式読本 OOO INFINITY|series=グライドメディアムック|date=2011-11-15|isbn=978-4-8130-8138-8|ref={{SfnRef|オーズ読本|2011}}}}
* {{Cite book|和書|others = 編集:株式会社レッカ社 斉藤秀夫|date = 2011-12-24|title = 平成仮面ライダー怪人伝|publisher = [[カンゼン]]|isbn = 978-4-86255-114-6|ref = {{SfnRef|怪人伝|2011}}}}
* {{Cite book|和書|title=仮面ライダーオーズ特写写真集 OOO|date=2012-03-30|publisher=ホビージャパン|series=DETAIL OF HEROES|isbn=978-4-7986-0374-2|ref={{SfnRef|OOO|2012}}}}
* {{Cite book|和書|date = 2018-10-31|title =決定版 平成仮面ライダー 完全超百科|publisher = 講談社|isbn = 978-4-06-513004-9|ref = {{SfnRef|平成完全超百科|2018}}}}
* {{Cite book|和書|title=全仮面ライダー オール怪人 スーパー大図鑑 平成編|date=2018-02-22|publisher=講談社|series=講談社のテレビ絵本1702|isbn=978-4-06-344702-6|ref={{SfnRef|スーパー大図鑑平成|2018}}}}
* {{Cite book|和書|date=2019-03-01|title=仮面ライダーオーズ超全集|publisher=[[小学館]]|series=[[てれびくん]]デラックス愛蔵版|ref={{SfnRef|超全集|2019}}}} ※『平成仮面ライダー超全集BOX I』所収
* {{Cite book|和書|publisher=ホビージャパン|title=DETAIL OF HEROES EX 仮面ライダーオーズ/OOO 特写写真集 OOO[オーズ] 復刻版|series=DETAIL OF HEROES|date=2020-11-28|isbn=978-4-7986-2357-3|ref={{SfnRef|特写R|2020}}}}
* {{Cite book|和書|date = 2020-12-24<!--奥付表記-->|title = 平成仮面ライダー怪人デザイン大鑑 完全超悪|publisher = ホビージャパン|isbn = 978-4-7986-2338-2|ref = {{SfnRef|完全超悪|2020}}}}