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== 京薩摩・横浜薩摩 ==
[[幕末]]に[[日本]]が開国すると、日本の陶磁器のうち美術的に優れたものは欧米へ輸出されるようになった。[[薩摩藩]]は[[パリ万国博覧会 (1867年)|1867年にフランスの首都パリで開かれた万博]]に薩摩焼を出展し、現地で好評を得た<ref>[https://www.jti.co.jp/Culture/museum/exhibition/2011/1104apr/kougei03.html 日本の輸出陶磁器][[たばこと塩の博物館]]「特別展・華麗なる日本の輸出工芸」解説(2018年3月23日閲覧)</ref>。こうした背景から幕末から[[明治]]初期に掛けての京都で、欧米への輸出用に、より伝統的な日本のデザインを意識し、絵付けされた「京薩摩」が作られた。
薩摩焼は欧米で「SATSUMA」(サツマ=薩摩)と呼ばれた。[[フランス]]では[[ジャポニズム]]の流れの中で、[[日本画]]のようなデザインで鳥や植物を描くなど、薩摩焼の影響を受けた陶器が製作された<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXKZO28431860S8A320C1BC8000/ 福井大学准教授 今井祐子「フランス陶磁器のジャポニズム十選 蓮池青鷺文広口瓶」]『日本経済新聞』2018年3月23日付朝刊、文化面。</ref>。
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