「ウィリアムソン合成」の版間の差分

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'''ウィリアムソン合成'''(—ごうせい、Williamson synthesis)は[[有機化学]]において[[エーテル (化学)|エーテル]]を[[合成]]する方法のひとつで、[[アレキサンダー・ウィリアムソン]]によって[[19世紀]]中期に発見された。ウィリアムソンは[[ハロゲン化アルキル]] (R-X) に[[ナトリウム]][[アルコキシド]] (R'-ONa) を反応させるとエーテル (R-O-R') が生成することを見出した。[[アルコール]]の脱水により[[エーテル]]を生成すると対称エーテルとなるのに比べ、非対称エーテルを合成するために有用な反応である。
 
現在では、[[求核剤]]による[[求核置換反応|S<sub>N</sub>2反応]]でエーテルを生成する反応全般をウィリアムソン合成と呼ぶことが多い。その意味では、金属アルコラートを硫酸エステルでアルキル化してエーテルを生成する反応や、3級[[アミン]]の存在おいてアルコールを[[ヨウ化メチル]]などで[[メチル基|メチル化]]する反応などもウィリアムソン合成に含まれる。
 
[[画像:説明 Williamson Synthesis.png|inline|ウイリアムソン合成の反応図]]