「カルロ3世 (ナポリ王)」の版間の差分

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ナポリ王[[ロベルト (ナポリ王)|ロベルト]]の末弟[[ジョヴァンニ・ディ・ドゥラッツォ|ドゥラッツォ公ジョヴァンニ]]の孫で、ナポリ王[[カルロ2世 (ナポリ王)|カルロ2世]]の曾孫に当たる。父グラヴィーナ伯[[ルイージ・ディ・ドゥラッツォ|ルイージ]]はジョヴァンニの次男であり、元来カルロはアンジュー家([[アンジュー=シチリア家]])のうちでも傍系の生まれである。
 
[[1369年]]に[[マルゲリータ・ディ・ドゥラッツォ]]と結婚したが、マルゲリータは同族の従妹であるだけでなく、ナポリ女王[[ジョヴァンナ1世・ダンジョ|ジョヴァンナ1世]](カルロの又従姉に当たる)の姪でもあった。マルゲリータの母{{仮リンク|[[マリア・ディ・カラブリア|en|Maria of Calabria}}]](1329年 - 1366年)がジョヴァンナの妹だったのである<ref name=T581>タックマン、p. 581、注91</ref>。
 
同族の又従兄に当たるハンガリーおよび[[ポーランド王国|ポーランド]]の王[[ラヨシュ1世 (ハンガリー王)|ラヨシュ1世]]は、ナポリ王位を狙ってジョヴァンナ1世と敵対していた。カルロはラヨシュ1世の命を受け、[[1382年]]にジョヴァンナ1世を殺害し、自らがナポリ王カルロ3世となった<ref name=T581 />。ジョヴァンナ1世の養子[[ルイ1世・ダンジュー]]との抗争も発生したが、[[1384年]]にルイ1世が死去、抗争は収まった<ref name=T581 />。