「背景独立性」の版間の差分

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{{要改訳}}
[[理論物理学]]の条件である'''背景独立性''' (はいけいどくりつせい)は、[[時空]]の形状や時空内の様々な[[場 (物理学)|場]]の値とは独立に、理論を定義する方程式を与えることである。特に、背景独立性は特定の[[座標系]]に依存しないことを意味する。加えて、異なる時空(もしくは背景)の構成は、理論を定義する方程式の別の解として得られる必要がある。
 
==でじってるだ==
どじったじゃない--[[利用者:AstHeV92No10P510|AstHeV92No10P510]]([[利用者‐会話:AstHeV92No10P510|会話]]) 2022年3月23日 (水) 11:34 (UTC)
==背景独立性とは何か?==
背景独立性は、物理学の理論に対してゆるく定義された性質である。大まかに言うと、背景独立性は「人の手でとられた」空間と時間を記述するために使われる数学的な構造の数を制限する。かわりに、時空の構造は、[[アインシュタインの場の方程式]]のような、力学的方程式の結果であるので、第一原理から時空の構造がどのような形となるかを決定することができる。計量の形は計算結果を決定するので、予言するために小さな入力しか必要でないことから、背景独立な理論は、背景独立ではない理論と比較して、予言力が大きい。これは基礎理論に求められる自由なパラメータ数が少ないことと似ている。従って、背景独立性とは、パラメータだけではなく幾何学的な構造をも含む部分まで、理論から予言されるべき数学的な対象を拡張しようすることとみることができる。このことをまとめて、リクルス(Rickles)は次のように書いている。