「シンフォニア・ダ・レクイエム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目:
{{クラシック音楽}}
'''鎮魂交響曲シンフォニア・ダ・レクイエム'''(ちんこんこうきょうきょく)([[イタリア語]]:'''''Sinfonia da Requiem''''')作品20は、[[1940年]]に26歳の[[ベンジャミン・ブリテン]]が作曲した[[交響曲]]。今日の日本でかつてもっぱら'''シンフォニア・ダ・レクイエム鎮魂交響曲'''と題名をそのまま仮名書(ちんこんこうするょうきょく)の訳題が用いられていた。[[管弦楽]]のための作品で、[[声楽]]が入っているわけではない。[[日本]]政府の依嘱により、[[皇紀2600年奉祝曲]]として作曲されたが、宗教的な理由や、[[皇室]]に対する非難を含むものと見なされたために、日本政府より却下された。初演は[[1941年]][[3月31日]]、[[ジョン・バルビローリ]]指揮[[ニューヨーク・フィルハーモニック]]による。
 
以下の3楽章からなる。
7行目:
#'''久遠なる平安を ''Requiem Aeternam''''' (Andante molto tranquillo)
各楽章の題名は、[[カトリック教会|ローマ・カトリック教会]]の「[[死者のためのミサ]]」の一節から取られているが、直接に[[葬儀]]に関連しているわけではない。ブリテンはそれぞれの楽章を、「緩やかな、行進風の哀歌」「“死の踊り”の形式」「最後の解決」と呼んでいた。所要時間は20分程度である。
 
 
== 楽器編成 ==
[[フルート]]3と[[ピッコロ]]1(任意で[[アルトフルート]])、[[オーボエ]]2、[[コーラングレ]]1、[[クラリネット]]3(任意で[[サクソフォーン|アルトサクソフォン]]1)、[[ファゴット]]2、[[コントラファゴット]]1、[[ホルン]]6(うち2本は任意)、[[トランペット]]3、[[トロンボーン]]3、[[チューバ]]、[[ティンパニ]]、[[バスドラム]]、[[スネアドラム]]、[[タンバリン]]、[[鞭]]、[[鉄琴]]、[[ハープ]]2(2台目は任意)、[[ピアノ]]、[[弦楽器|弦楽]]5群。
 
 
[[en:Sinfonia da Requiem]]