「ペドロ・ルイス・ボルジア (ガンディア公)」の版間の差分

'''ペドロ・ルイス・デ・ボルハ'''（[[スペイン語|西]]：'''Pedro Luis de Borja'''）または'''ピエルルイージ・ボルジア'''（[[イタリア語|伊]]：'''Pier Luigi de Borgia''', 1458年又は1460年<ref>{{cite book |title=The Life of Cesare Borgia |last=Sabatini |first=Rafael |year= 1912|page=39 |url=https://books.google.com/books?id=NBEEAAAAYAAJ |access-date=February 25, 2011}}</ref> [[ローマ]] - 1488年<ref>{{cite book |title=Sanctus Franciscus Borgia |last= Hernán |first= Enrique García |year= 1894|pages=226–228 |url=https://books.google.com/books?id=WFYRAAAAYAAJ |access-date=February 25, 2011}}</ref>又は1491年 [[チヴィタヴェッキア]]）は、スペイン東部[[バレンシア州|バレンシア]]地方の貴族・軍人。[[教皇|ローマ教皇]][[アレクサンデル6世 (ローマ教皇)|アレクサンデル6世]]が、助祭枢機卿だった時期に姓名不詳の自由人女性との間にもうけた非嫡出の長子<ref>Oliver y Hurtado, Manuel [https://archive.org/stream/boletnrealacad0809realuoft#page/408/mode/2up ''D. Rodrigo de Borja; Sus hijos y descendientes''] ('''Spanish''') ''Boletín de la Real Academia de la Historia'' p408-409</ref>。教皇と[[ヴァノッツァ・カタネイ]]を父母とする[[チェーザレ・ボルジア|チェーザレ]]、[[フアン・ボルジア|フアン]]、[[ルクレツィア・ボルジア|ルクレツィア]]、[[ホフレ・ボルジア|ホフレ]]の四兄弟妹の異母兄にあたる<ref>{{Cite book|last=Williams|first=George L.|publisher=McFarland & Co.|title=Papal Genealogy: The Families and Descendants of the Popes|year= 1998|location= Jefferson, North Carolina|isbn=0-7864-2071-5|url= https://books.google.com/books?id=-mq7ctwMNdoC&pg=PA217|page=217}}</ref>。

 

{{仮リンク|グラナダ戦争|en|Granada War}}に従軍し、[[ロンダ (スペイン)|ロンダ]]での戦闘で軍功を挙げ、主君のアラゴン王[[フェルナンド2世 (アラゴン王)|フェルナンド2世]]より1485年5月18日[[グランデ]]特権を授けられ、同年12月20日{{仮リンク|ガンディア公爵|en|Duke of Gandía}}に叙爵された。[[ガンディア]]一帯には[[ボルジア家]]の先祖伝来の所領があり、ペドロ・ルイスが相続者となっていた。公爵叙爵を前に、彼は公爵領に設定される他の土地を、隣人の領主であるモヤ侯爵{{仮リンク|アンドレス・カブレーラ|es|Andrés Cabrera}}及びその妻{{仮リンク|ベアトリス・デ・ボバディヤ|en|Beatriz de Bobadilla}}から購入している。モヤ侯爵夫妻は、フェルナンド2世王の妻[[イサベル1世 (カスティーリャ女王)|イサベル]]女王の腹心であった。この協定では、ペドロ・ルイスは土地の売却者モヤ侯爵に今後も少額の年金を支給すること、公爵領を構成する諸所領に対する国王政府及びバレンシア総督府の一定の介入権を認めることが明記されている。複数の史料から、教皇が息子ペドロの公爵領の土地購入のために5万ドゥカーティを工面したことが判明している。