「ブランデンバーグ対オハイオ州事件」の版間の差分

|Holding=オハイオ州犯罪サンディカリズム法は、合衆国憲法修正第14条によって州に適用されている合衆国憲法修正第1条に違反した。憲法上保護されていない[[差し迫った違法行為]]の唱道ではなく、単なる暴力的なアドボカシーを広く禁止していたからである。

'''ブランデンバーグ対オハイオ州事件'''（ブランデンバーグたいオハイオしゅうじけん、'''Brandenburg v. Ohio'''）{{Ussc|395|444|1969|el=no}}<ref>{{Ussc|name=Brandenburg v. Ohio|link=|volume=395|page=444|pin=|year=1969}}</ref>は、[[合衆国最高裁判所|アメリカ合衆国連邦最高裁判所]]が、 [[アメリカ合衆国憲法修正第1条]]に関するランドマーク的な判決を言い渡した事件。裁判所は、その表現が「[[差し迫った違法行為]]を唱道するか、またはそのような行為を生ぜしめる可能性が高い場合」でない限り、その表現者を処罰することは出来ないと判決した<ref name=chapter>{{Cite book |chapter=''Brandenburg v. Ohio'' |last=Parker |first=Richard A. |title=Free Speech on Trial: Communication Perspectives on Landmark Supreme Court Decisions |editor=Parker, Richard A. (ed.) |year=2003 |publisher=University of Alabama Press |location=Tuscaloosa, AL |isbn=0-8173-1301-X |pages=145&ndash;159}}</ref><ref name=CL>''Criminal Law - Cases and Materials'', 7th ed. 2012, [[ヴォルタース・クルーワー|Wolters Kluwer Law & Business]]; {{仮リンク|John Kaplan (law professor)|en|John Kaplan (law professor)|label=John Kaplan (law professor)}}, {{仮リンク|Robert Weisberg|en|Robert Weisberg|label=Robert Weisberg}}, [[Guyora Binder]], {{ISBN2|978-1-4548-0698-1}}, [https://law.stanford.edu/publications/criminal-law-cases-and-materials-7th-edition/]</ref>{{Rp|702}}。この判決により、裁判所はオハイオ州の犯罪サンディカリズム法が暴力の単なる[[アドボカシー]]を過度に広範に禁じているとして、その法律を無効にした。