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これらの対象とならないほとんどの車両は先程述べた様に、解体場に運ばれて解体され、屑鉄となる。また、一旦保存されても、特に個人や財政基盤の弱い団体の場合は維持・管理が難しく、雨ざらしの状態で維持管理も十分になされずに置かれているうちに錆や破損、部品の盗難などが目立つ様になり、無残な姿をさらし続けたあげく危険だとされて解体されてしまう場合もある。
 
近年では、不況により自治体の財政が悪化している事や、国際的に鉄屑の価格が上昇している事から、売却や保存より解体する方が金になるため、保存される例は減って来ている。[[2003年]]に[[相鉄6000系電車 (2代)]]が引退した際、最後まで残った32両の無償譲渡を発表していたにも関わらず、1両も引き取り手が現れなかった事例がこの事を如実に示している。また旧馬込車両工場に2両が留置されていた[[東京都交通局5000形電車 (鉄道)|東京都交通局5000形]]や[[南海20000系電車|南海20000系]]もほぼ同様の理由に従って解体されている。即ち、搬出費用が捻出不可であったため。
 
また、[[東急デハ80形電車]]や[[江ノ島電鉄500形電車 (初代)]]など、かなり前から保存計画が挙がっていたのにも関らず、いずれも解体されているという例もある。やはり、不況、土地不足という点が原因となっている。