「ラグビーユニオンのポジション」の版間の差分

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: 地面にあるボールを拾い上げつつパスする(ダイビングパス等)という動作が特に多く、体が小さい選手が務めることが多い。密集地からの最初のパスを出すので、'''敏捷さと高度なパススキル'''、瞬間的な判断力、常に密集地に素早く駆けつけることができる持久力、体が小さいことを武器として大男たちの密集地のサイドを突破できるような俊敏性とステップワーク技術が要求される。
: 守備の際は相手スクラムハーフをマークし、密集地からパスが出たことを味方に伝えたり、相手FW陣のスクラムサイドの突破を防ぐことが要求される。体躯の大小にかかわりなく9人目のFWとして大男の突破を防がなくてはならないことから、強靭なメンタリティとフィジカルが求められる。
; 10番 '''[[スタンドオフ]]''' ('''SO''') (フライハーフ (FH))
: 語源は、スクラムから“離れた”(=スタンドオフ)ハーフというところから。イギリスではその後、このポジションのことを「フライハーフ」 (flyhalf) と呼ぶようになったので、日本やアメリカなどで使われる「スタンドオフ」という言葉は、今ではあまり使われない。国際的にもフライハーフと呼ばれることが多い。これ以外にも、国によっては「ファースト・ファイブエイス」 (first five-eighth)<ref name="five-eighth">ポジションを8分割した場合、「スタンドオフ(フライハーフ)」(10番)と「インサイド・センター・スリークォーターバック(インサイドCTB)」(12番)とが共に5/8列目に来るため、前者を「ファースト・ファイブエイス」 (first five-eighth)」、後者を「セカンド・ファイブエイス (second five-eighth) 」と呼ぶことがある。</ref>、「ファースト・ファイブ」 (first five)、「アウトサイド・ハーフ」 (outside half) などという呼び方がある。
: スクラムやモール、ラックなどの密集からボールが出てきたときに最初にボールを受け取る役回りであり、受け取る瞬間はノーマークであるため、パス、パント、突破と様々なプレーを選択でき、そのプレーが攻撃の基点になることから、一般的に、'''司令塔'''と言われているポジションである。ボールハンドリング、パススキル、キック、ステップワークなど多種多様かつ正確巧緻な技術、瞬時の状況判断力、試合の流れを読む冷静さ、長い距離を走るスピードよりも短い距離でトップスピードに到達する俊敏性が求められる。