「Wikipedia:特筆性 (書籍)」の版間の差分

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{{特筆性ガイド}}
{{Notice|この文書は長期に渡って更新されておらず、現在の実態に沿っていない可能性があります。修正の提案は[[Wikipedia‐ノート:特筆性 (書籍)]]にお願いします。|style=attention}}
このページでは、Wikipediaウィキペディアにおける書籍の特筆性についての大まかなガイドラインを提示しています。Wikipediaウィキペディアの編集者はこのガイドラインを参考に、ある書籍がWikipediaウィキペディアにおいて記事を持つにふさわしいかどうかを判断してください。このガイドラインを満たす書籍であれば、一般に記事とするにふさわしいものと見なされますが、しかしだからと言って、ガイドラインを満たさない書籍の記事が即時削除の対象となるわけではありません。
 
以下のガイドラインは、[[Wikipedia:独立記事作成の目安]]の中の書籍を対象とした一部門と考えられるものです。従って他のページと同じく、このガイドラインも以下に示すようなWikipediaウィキペディアの方針に則っています。
*[[Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか]]
*[[Wikipedia:独自研究は載せない]]
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== 適用範囲 ==
「書籍」という言葉は広い意味を持ちますが、このガイドラインではいくつかの特殊な性格を持つ出版物、たとえば漫画本<ref group="注">漫画については[[プロジェクト:漫画#特筆性]]に指針が設けられています。</ref>
、雑誌、参考図書(辞書、事典、地図帳など)、音楽関連の書籍(教本や注釈本、歌劇の台本など)、各種の教程本や受験参考書といったものに対する判断基準を示していません。これらのガイドラインもそのうち整備されていくことになるでしょうが、それまでは以下の判断基準をもとにしてこれらについての特筆性を推定することになるでしょう。
 
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ある書籍が以下に示す基準のうち、'''どれか一つでも'''当てはまることが信頼できる情報源によって実証されるのであれば、その書籍はWikipediaにおいて一般に特筆性を持つと考えられます。
 
#その書籍が、その書籍自体とは無関係な発信元から公開された、複数の、瑣末でない<ref group="注">ここで言う「瑣末」な情報源とは、私人のウェブサイトやブログ、掲示板、動画投稿サイト、ウィキなど、[[Wikipedia:信頼できる情報源|信頼できる情報源]]に当てはまらないものを指します。</ref>情報源において主題となっている<ref group="注">「主題となっている」とは、その情報源において些細でない取り扱いを受けているということであり、ただ単に書名や著者名に触れているだけであったり、商品リストに記載されているだけというような、その書籍に関する重要な情報を含まないようなものは当てはまりません。</ref>場合。この情報源には、新聞・雑誌の記事や他の書籍、テレビのドキュメンタリー、書評など、あらゆる種類の媒体によるものを含みます。そしてこれらの情報源のいくつかは、その書籍の記事を単なる内容の要約以上のものにするための、十分な量の批評的・批判的な記述を含んでいるべきです。プレス・リリースやチラシなど、その書籍と著者、出版者となんらかの提携・協力関係にある発信元が公開した広告や言及は、この情報源から除外されます。
#その書籍が、著名な文学賞や学術の賞を受賞している場合。
#その書籍が、著名な映画その他の芸術作品や、著名な政治的運動、宗教運動、その他の事件、出来事に重大な貢献をしたことが、信頼できる情報源によって明らかである場合。
# その書籍が、特定の国家において複数の小学校、中学校、高校、大学、その他の公的な教育機関で学習の対象となっている場合<ref group="注">この基準は、教科書や学習参考書など、特定の教育プログラムのために制作された書籍は対象としていません。著名な哲学書、文学書、科学書などのように、書籍それ自体が学習の対象となっているものを指しています</ref>。
# その書籍の著者が歴史的に重要な人物であるため、その人物の著作であればいずれも特筆性を持つと考えられる場合<ref group="注">例えば、その人物の生涯なり、作品なりが、公的な教育機関において学習の対象となっているような場合です</ref>。
 
== その他の留意点 ==
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=== 専門書・学術書 ===
専門書や学術書は、多くの場合一般の人々のために書かれた書物とは違った役割を持ち、また違った出版のプロセスを経ています。これらの書物はしばしば高度に専門化され、比較的小部数しか発行されず、場合によっては専門的な図書館や書店でしか利用できません。このような理由で、主に一般向けの書籍を対象としている上記の「判断基準」の多くは専門書・学術書には適合しません。この場合でも、よく知られた学術出版社<ref group="注">よく知られた学術出版社によって出版された書籍は、出版社の非商業的な性格や、その出版物が十分な査読を経ていると考えられることから、一般によく知られた商業的な出版社による主流の書籍よりも重要性の水準が高いと考えるべきです。</ref>から出版されているか、他の研究者の著書・論文などで広く引用されているか、その専門分野で影響力を持っているか、公的なあるいは著名な教育機関で学習の対象となっているか、といったことを考慮しつつ、常識に従って判断してください。
 
== 記事の分割 ==
Wikipediaウィキペディアでは記事を分割する場合、一般に分割された記事が特筆性の基準を下回るべきではないと考えられています。ある書籍が特筆性を持つものであっても、その書籍で取り扱われている事項や登場人物には特筆性がない場合がしばしばあり、安易にこれらの記事を分割するべきではありません。無論、これらの書籍内の事項が特筆性を持っていると考えられるような場合もあります([[Wikipedia:特筆性 (フィクション)]]に関連する情報があります)。
 
書籍それ自体に特筆性がなかったり、あるいは特筆性はあっても著者の記事がすでにあるようなとき、場合によっては書籍の記事を新たに立ち上げるよりも、著者の記事に書籍の記事を組み込んだほうが良いこともあります。
 
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{{脚注ヘルプ}}
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