「スクラム (ラグビー)」の版間の差分

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2つのフォワード集団は互いの腕の長さ内に近付きスクラムを形成する。レフェリーが「クラウチ 」(''crouch''と命令すると、フロントローが身をかがめる。次にレフェリーが「バインド 」(''bind''とコールすると、プロップは相手の外側の肩を挟む様に掴む。最後に「セット 」(''set''のコールによりフロントロー同士が組み合う<ref>2013年以前は、「クラウチ ''crouch''」→「タッチ ''touch''」(プロップは相手の外側の肩にタッチする)→ 「ポーズ ''pause''」(レフェリーがスクラムを検査する)→「エンゲージ ''engage''」(フロントロー同士が組み合う)という順番であった。</ref>。この時、フロントローのタイトヘッドプロップ (3) の頭は、相手のフッカー (2) とルースヘッドプロップ (1) の頭の間に入る。次に、プロップは相手のプロップのジャージの後ろあるいは横を掴み組み合わさる。ボールを保持している側のスクラムハーフは、フロントローの間に作られた隙間にボールを投げ入れる<ref name="BBCFeed">{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/rugby_union/rules_and_equipment/4205422.stm |title=Feeding the scrum |publisher=bbc.co.uk |accessdate=2007-07-23 | date=2005-09-14}}</ref>。それぞれのチームのフッカー(と時にはプロップ)は、ボールを足で掻きこんでボール確保を目指す。スクラム全体はボールを確保するため相手を後ろに押そうとする。ボールを確保したチームは通常ボールを後方に(足で)送る。ボールが後方に出ると、ナンバー8あるいはスクラムハーフによって拾い上げられる<ref name="BBCHooker">{{cite news |url=http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/rugby_union/rules_and_equipment/4205454.stm |title=Hooking the ball |publisher=bbc.co.uk |accessdate=2007-07-23 | date=2005-09-14}}</ref>。
 
スクラムに関するルールは多岐に渡る<ref name="競技規則">{{cite web| url=http://laws.worldrugby.org/downloads/World_Rugby_Laws_2015_JA.pdf |title=競技規則 |publisher=ワールドラグビー |accessdate=2015-10-18}}</ref>。スクラムは、ボールが投入されるまで、中央の線がゴールラインに対して平行になるよう静止していなければならない(罰:フリーキック)。ボールはトンネルの中央に投入しなければならず、その際はボールの軸が地面とタッチラインに対して平行でなければならない(罰:フリーキック)。また、ボールは素早く単一動作で投入しなければならない(罰:フリーキック)。つまり、投入時にフェイクができない。ボールがスクラムハーフの手を離れると、スクラムが開始される。フロントローは、スクラムが開始してから終了するまで、しっかりと、継続して、互いにバインドしていなければならない(罰:ペナルティーキック)。また、フロントローは、体をねじったり、低くしたり、相手を引っ張ったりすることなど、スクラムを崩すことにつながる行為をしてはならない(罰:ペナルティーキック)。スクラムの中にあるボールを手で扱ったり、脚で拾い上げてはならない(罰:ペナルティーキック)。