「ヨタ」の版間の差分

'''ヨタ'''（{{lang|und-Latn|yotta}}、記号: [[Y]]）は[[国際単位系]] (SI) における[[SI接頭辞|接頭辞語]]の一つで、基礎となる単位の [[1 E24|10²⁴]]（＝一𥝱）倍の量であることを示す。最も大きな値のSI接頭辞語である。'''ヨッタ'''とも。

2022年11月開催予定の第27回[[国際度量衡総会]] (CGPM) にて、新たに10²⁷のロナ(ronna、記号:R)と10³⁰のクエタ(quetta、記号:Q)を決議案として提出することが決定し、もし可決されると31年続いた最大の値のSI接頭辞語の座を明け渡すこととなる。

ヨタが正式に定められる前、[[イタリア語]]で「[[8]]」を意味する '''{{lang|it|otto}}'''（[[ギリシャ語]]の {{lang|el|ὀκτώ}} (''okto'') とする説もある）に由来する'''オタ''' ('''{{lang|und-Latn|otta}}''') という接頭辞語が非公式に導入されていた。8 は、10²⁴ = 1000⁸ だからである。しかし、otta ではその記号が「{{読み仮名|0|ゼロ}}」とまぎらわしい「{{読み仮名|O|オー}}」になってしまうことから、{{lang|und-Latn|otta}} を変形した '''{{lang|und-Latn|yotta}}''' が導入されることとなった。