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ただし、コンピュータにおける[[プログラミング言語]]では専ら、乗法に <code>*</code>、除法に <code>/</code> が用いられ、また減法にはマイナス記号 &minus;(U+2212)ではなく[[ハイフンマイナス]] <code>-</code>(U+002D)が用いられる。
 
このうち、加法と乗法は [[0]] を含む[[正の数と負の数|非負]]の[[整数]]の範囲、つまり[[自然数]]の範囲で自由に行うことができるが、減法と除法には制約がある。自然非負整数の間の減法は、引く数が引かれる数より大きい場合を扱うことができない。また自然非負整数の除法は、適切な[[剰余]]を定義しない限り、割る数が割られる数の[[約数]]でない場合を扱うことができない。減法の場合は扱う数を負の数を含んだ[[整数]]全体に捉え直すことで制限を解消することができる。たとえば {{math|1 &minus; 2}} は自然非負整数を与えないが、整数全体で演算を扱うなら、
:{{math|1 &minus; 2 {{=}} &minus;1}}
と負の数を与えることができる。
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除法については扱う数を[[有理数]]の範囲にすることで[[互いに素]]な整数の間でも演算を定義できる。たとえば {{math|&minus;4 &divide; 3}} は整数を与えないが、
:{{math|&minus;4 &divide; 3 {{=}} {{sfrac|&minus;4|3}}}}
のように有理数を与える({{math|{{sfrac|&minus;4|3}}}} のように表記された数[[分数]]と呼ばれる)。従って、正負の有理数と 0 の数を扱うことで、自由な四則演算が可能になる。ただし、通常は除数を 0 とする除法は定義されない([[ゼロ除算]]を参照)。
 
四則演算を特徴付ける性質には、[[交換法則]]・[[結合法則]]・[[分配法則]]などがあり、抽象代数学では四則演算が自由にできる集合のことを[[可換体|体]]という。有理数の全体、[[実数]]の全体、[[複素数]]の全体などは全て体である。