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このシステムは文字通り、国民が一体となり国を防衛するシステムであった。[[スイス]]と似た[[民兵]]制度が根幹にあり、高校生以上の国民は全員、侵略してくる敵に対し、武器を取って抵抗する事になっていた。それは'''国民の権利であり、義務'''でもあった。そのため、システムに従って訓練を受けた国民の約6割が即座に武器を取って抵抗することができた。実際にユーゴでは、高校生になると実弾射撃訓練を受けて、敵の武器を奪い戦う事も教え込まれた。
 
ユーゴの軍事組織としては、正規軍の{{仮リンク|[[ユーゴスラビア人民軍|en|Yugoslav People's Army}}]]の他に、各共和国が独自に保有する領土防衛軍、{{仮リンク|民警 (ユーゴスラビア)|en|Militia (Yugoslavia)|label=ミリシア}}と呼ばれる治安警察軍、それに民兵組織があり、いずれも[[ユーゴスラビア社会主義連邦共和国憲法]]において正規の軍隊として認められていたために、状況次第でユーゴ軍は巨大な組織になりえた。各企業・各地域の[[自主管理]]組織はそれぞれ独自の防衛委員会を組織していて、緊急時には直ちにパルチザン部隊、[[サボタージュ]]部隊、通信連絡部隊、兵站補給部隊を組織し、実戦行動に移るようになっていた。
 
実際に敵が侵略してきた場合、仮に上層部からの指令がなくとも、各抵抗組織は自主的に方針を決定し、行動することとなっていた。小火器程度の武器・弾薬ならば、自主管理組織が平時にも管理しているので、直ちに使用する事も可能であった。また、爆薬も自主管理組織によって管理されているので、サボタージュ部隊が出動し、主要な橋梁・道路・施設等を爆破することとなっていた。