「メル・ブルックスのサイレント・ムービー」の版間の差分

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『'''メル・ブルックスのサイレント・ムービー'''』(原題: ''Silent Movie'')は、[[1976年]]制作の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]、[[コメディ映画]]。[[メル・ブルックス]]監督の[[サイレント映画]]。[[チャーリー・チャップリン]]や[[バスター・キートン]]らの喜劇映画を[[パロディ]]化した作品
 
[[バート・レイノルズ]]、[[ジェームズ・カーン]]、[[ライザ・ミネリ]]、[[アン・バンクロフト]]、[[マルセル・マルソー]]、[[ポール・ニューマン]]が本人役で出演している<ref name=movie.goo>{{Movie Walker|mv3576|メル・ブルックスのサイレント・ムービー}}</ref>。
 
== ストーリー ==
不況でジリ貧経営危機により悪徳企業エンガルフ&デボア社に買収寸前の老舗映画会社ビッグ・ピクチャーズに、[[アルコール依存症]]を克服した往年の名監督メル・ファンが新作映画の企画を持ってくる。それは大スター総動員の[[サイレント映画]]を作ろうというものだった。仲間のエッグス、ベルと共に、大スターへの出演交渉が始まるが、エンガルフ&デボア社が彼らを妨害しにやってくる。
 
== キャスト ==
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*[[マルセル・マルソー]]
*[[ポール・ニューマン]]
日本でのテレビ放映時には[[芥川隆行]]が[[活動弁士|活弁]]を担当した。
 
==プロダクション・ノート==
 
* 本作は、映画会社に対する風刺とも取れる描写がいくつか存在している。
** 劇中に登場する悪徳企業のエンガルフ&デボアは、[[パラマウント・ピクチャーズ|パラマウント]]を買収した[[コングロマリット]]の{{仮リンク|ガルフ・アンド・ウエスタン・インダストリーズ|en|Gulf and Western Industries}}のもじりである<ref name=":0">{{Citation|title=Silent Movie (1976) - IMDb|url=http://www.imdb.com/title/tt0075222/trivia/|access-date=2022-08-26}}</ref>。
** ビッグ・ピクチャーズのロゴはMGMのパロディで、本家のロゴに記されている「Ars gratia artis」([[芸術のための芸術]])は「Ars est pecunia」(お金のための芸術)となっている。
** ビッグ・ピクチャーズ撮影所の看板には「大作はここで作られた」と記されており、映画の質には言及せず大規模な作品であることだけを宣伝している。
** その他、[[イエスマン]]の幹部など。
 
* {{仮リンク|第34回ゴールデングローブ賞|en|34th Golden Globe Awards}}では、ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞([[メル・ブルックス]])、作品賞、助演男優賞([[マーティ・フェルドマン]])、助演女優賞([[バーナデット・ピーターズ|バーナデット・ピータース]])の4部門にノミネートされた。
* メル・ブルックスが初めて主役を演じた作品。
* 本人役で出演している[[アン・バンクロフト]]は、本作で監督・脚本・主演を務めるメル・ブルックスの実妻。
* 映画の終盤に登場するコーラのギャグは「『[[奇跡の人]]』で[[アカデミー賞]]にノミネートされたバンクロフトが『[[肝っ玉おっ母とその子どもたち]]』の舞台公演で式に出席できず、同じ頃『[[何がジェーンに起ったか?]]』でノミネートを逃した[[ジョーン・クロフォード]]がライバルの[[ベティ・デイヴィス]]を出し抜く為にバンクロフトを説得。結果としてジョーンは彼女の代理人として[[オスカー像]]を受け取ったが、そのお礼をバンクロフトには言うことが無く、二人の間に確執が生まれた。後にジョーンは[[ペプシコ|ペプシコ社]]の役員になった」というエピソードに由来する<ref name=":0" />。
* 全編サイレント仕立てだが、音声によるセリフ(らしきもの)が1か所だけある。