「色素性乾皮症」の版間の差分

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== 発症メカニズム ==
一般に[[紫外線]](UV)には、細胞内の遺伝子である[[デオキシリボ核酸|DNA]]を損傷する作用がある。DNAに損傷を受けると、その細胞はがん細胞となる可能性が高まる。
また、真夏の直射日光など紫外線を大量に含む光線に晒された場合、DNAが損傷を受けるだけでなく、細胞そのものが障害を受け、[[アポトーシス|細胞死]]に至り、水疱等の火傷のような症状を示すことがあり、これを[[日焼け]]という。
 
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== 症状・予後 ==
XP患者が紫外線にあたると、皮膚の露出部に異常に強い紅斑や水疱が発生し、火傷のようになってしまう。さらに紫外線によって損傷を受けた[[デオキシリボ核酸|DNA]]が修復されないために[[がん|皮膚がん]]になりやすくなる。
 
XP患者に皮膚がんが発生する確率は、健常者の約2千倍と言われている。また皮膚以外の[[がん]](癌)の発症率も約20倍といわれている。