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[[画像:Dougakuzi 01.jpg|thumb|[[童学寺]]の護摩]]
[[画像:伽耶院採燈大護摩供PA110131.jpg|thumbnail|[[兵庫県]][[三木市]]の[[伽耶院]]で[[山伏]]により毎年10月第2月曜日に行われる採燈大護摩供]]
[[仏教]]では当初、バラモン教のホーマ(護摩)の儀式を迷信的な呪術として否定していた。[[釈尊]]は「もし火によって穢れがなくなるというなら、朝から晩まで火を燃やしている[[鍛冶屋]]がもっとも穢れがなく解脱(げだつ)しているはずなのに、なぜバラモン教の[[カースト|カースト制度]]では鍛冶屋を最下級に位置づけるのか」と批判し、木片を燃やすという形式主義的な儀式よりも、人間の心の内面を輝かせる「永遠の火」こそ重要である、と指摘した<ref name="植木2011">{{Cite book |和書 |author=[[植木雅俊]] |authorlink= |coauthors= |date=2011-10 |title=仏教、本当の教え |edition= |publisher=中公新書 |volume= |page=34-37 |isbn=978-4121021359 }}</ref>。しかし、時代がくだって仏教がヒンドゥー教の影響で[[密教]]化する過程で、このホーマの儀式が仏教の中心的なものであるかのようになってしまった。そのような経緯もあり、護摩は主として[[密教]]に存在する修法となっている。基本的に[[日本]]の[[真言宗]]・[[天台宗]]、[[チベット仏教]]など密教系の宗派で行われる。専ら護摩を修するための[[堂宇]]を「'''護摩堂'''」(ごまどう)と称する。
 
=== 護摩の種類 ===