「フェライト磁石」の版間の差分

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'''フェライト磁石'''は、強い[[磁性]]を持つ[[窯業製品]]であり、[[酸化物磁石]]の一種。[[酸化鉄]]を主原料にして[[ホウ素]]や[[バリウム]]、[[ストロンチウム]]、[[モリブデン]]などを微量加えて焼き固めて作る[[化合物]]。焼き固めた後に1μmほどの粒子に粉砕したものを成型し焼結する。最後に[[電磁石]]によって着磁し、フェライト磁石が出来上がる。酸化鉄を主原料としているため安価であり、様々な用途に用いられている。
 
高い[[透磁率]]を持ち、[[セラミックス]]の磁石として知られる。[[残留磁束密度]](BBr)は低く約0.354~0.45テスラ、[[]](HHcj)は1[[メートル]]あたり30から160kAの回転(400から2000300~400kA/m(3700~5000[[エルステッド]])。
 
柔軟性のある[[ゴム磁石]]はフェライト磁石の素材であるフェライトパウダーを[[ゴム]]に混ぜて固めたものであり、ゴムが主成分なので容易に切断することが可能なのが特徴。[[コピー機]]([[レーザープリンタ]])にはゴム磁石でできたロールが使われている。また、電気抵抗が極めて高いことから、[[コイル]]や[[変圧器]]、電磁石などの電子部品にも用いられる。他にもフェライトを粉末にして帯にしたテープに吸着させ、[[磁気テープ]]として記憶媒体に使用される。[[スピーカー]]に使用される[[磁石]]は大部分がフェライト磁石である。