今鏡(いまかがみ)は、歴史物語。成立は平安時代末期であり、今鏡「序文」によれば、高倉天皇の嘉応二年(1170年)とされる。作者は藤原為経を作者とするのが定説になっている。いわゆる「四鏡」の成立順では二番目に位置する作品である。内容的にも二番目に古い時代を扱っている。
題名
今鏡は「続世継」とも「小鏡」とも呼ばれる。「続世継」は、大鏡の続きであるという意味で、「小鏡」とは、現在の歴史という意味である。
内容
大鏡の後を受けて後一条天皇の万寿二年(1025年)から高倉天皇のまでの13代146年間の歴史を紀伝体で描いている。
長谷寺参りの途中で大宅世継の孫から聞いた話を記したという形式。
関連項目