「博士（医学）」の版間の差分

 

== 日本 ==

医学系研究科で、博士課程(4年制)を修めてあるいは論文審査を経て「博士（医学）」が授与される<ref name="satomi">{{Cite|和書|author=[[里見清一 (医師)|里見清一]]|title=医者とはどういう職業か|series=幻冬舎新書|publisher=幻冬舎|date=2016-09-30|isbn=978-4344984295}}</ref>。大学や系列医療施設などは、人事昇任に際して博士号の有無が不文律で審査される事例も珍しくなかった。現在は医学以外の学部卒業者の「博士（医学）」も増加している<ref name="satomi" />。博士（医学）は英語で[[Doctor of Philosophy]] (Ph.D.)などと表記する。博士課程では無く、医学部専門課程(6年制)で授与される[[学士（医学）|学士(医学)]]は略称M.D. (Doctor of Medicine) で、米国で[[メディカルスクール]]修了者に授与する[[専門職学位]]に相当する。従来より、両者は混同されやすく、M.D.を医学博士と誤訳している記事・書籍が少なくない。日本でも医学博士すなわち医師と混同されがちであったが、別個の資格である。