「アルテュール・グリュミオー」の版間の差分

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戦後になってからソリストとしての名声がうなぎ上りとなり、ピアニストの[[クララ・ハスキル]]をパートナーに迎えて演奏活動を行なった。ハスキルが急死してからは、一個人としても演奏家としても虚脱感に見舞われている。
 
グリュミオーは、あらゆるジャンルにわたってヴァイオリン作品を幅広く演奏・録音した。そのレパートリーは、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]や[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]、[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]の協奏曲やソナタ、[[ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ|ヴィオッティ]]の協奏曲、[[セザール・フランク|フランク]]や[[ガブリエル・フォーレ|フォーレ]]のソナタといった伝統的な定番や、[[アンリ・ヴュータン]]のようなお国ものにくわえて、[[アルバン・ベルク|ベルク]]や[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]のような20世紀の音楽までに及んでいる。いずれの曲目においても、ヴァイオリンの艶やかな音色と、瑞々しいまでの抒情性が抜きん出ており、同時に気高い品格を感じさせるのがグリュミオーの演奏様式の特色である。
 
グリュミオーは音楽界への貢献が認められ、[[1973年]]に[[男爵]]に叙勲された。[[1986年]]に[[心臓発作]]により[[ブリュッセル]]にて他界。