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'''桓因'''(かんいん、
== 概要 ==
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桓因に対しては注釈で、帝釋{{efn2|帝釋=[[帝釈天|帝釋天]]の別名が「釋提'''桓因'''」であり、ここに登場する桓因が「釋提桓因」のことであることがわかる。帝釈天はインド神話の神「インドラ」[indraḥ]がその起源で漢訳仏典では「因陀羅」と音写される。別名を「シャクラ」[śakra]、漢訳で「釋迦羅」という。詳しくは「シャクロー・デーヴァーナーム・インドラ」[śakro-devānām-indraḥ]、漢訳で「釋迦提'''桓因'''陀羅」。「諸天の中の王であるシャクラ」の意。略して「釋提桓因」とも書く。漢字文化圏で「帝釈天」と意訳されるのは「帝」がインドラの意訳「釈」はシャクラの音写の略である。}}ともいう、と書かれている。
桓因の[[庶子]]である'''[[桓雄]]'''(かんゆう、
[[李氏朝鮮]]の[[実学 (朝鮮)|実学者]]である[[安鼎福]]は、「按ずるに東方古記等の書言ふ所の檀君の事皆荒誕不経、…其の称する所の桓因[[帝釈天|帝釈]]は[[法華経]]に出づ。其の他称する所は皆是れ僧談」と述べており、[[紀元前2333年]]に即位したとされる[[檀君]]の説話に、多数の[[仏教|仏説]]が登場することから、[[檀君]]の説話を荒唐無稽と評している<ref>{{Cite book|和書|author=北山祥子|authorlink=北山祥子|date=2021|title=日本人の檀君硏究|url=https://doi.org/10.18496/kjhr.2021.11.74.75|series=한일관계사연구|publisher=[[한일관계사학회]]|pages=103-105}}</ref>。ちなみに、仏教は[[372年]]に[[朝鮮半島]]に伝えられた。
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