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{{Redirect|ベイト|[[イギリス]]の[[作曲家]]、[[ピアニスト]]|スタンリー・ベイト}}
{{統合文字|餌}}
'''餌'''(えさ、え、じ)は、[[動物]]が自らの糧として獲得する食料のこと。また、動物を[[飼育]]や[[捕獲]]するための[[食物]]である。'''ベイト'''({{lang-en-short|[[w:bait|Bait]]}})とも呼ばれる
 
[[動物]]が自らの糧として獲得する食料をいうこともあるが、この語義は掲載しない国語辞典もあり、「餌生物」や「餌資源」といった表現は「食物資源」や「採食資源」とすべきという指摘もある<ref>{{Cite web|title=「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」への意見|url=https://www.ecosys.or.jp/activities/proposal/img/20170301.pdf|website=公益財団法人|accessdate=2023-03-02}}</ref>。
'''餌'''(えさ、え、じ)は、[[動物]]が自らの糧として獲得する食料のこと。また、動物を[[飼育]]や[[捕獲]]するための[[食物]]である。'''ベイト'''({{lang-en-short|[[w:bait|Bait]]}})とも呼ばれる。
 
== 字義 ==
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== 捕獲 ==
[[罠]]のうち、箱わなや囲いわなでは餌を利用して捕獲する(くくりわな等では餌は使用しない)<ref name="hyogo">{{Cite web|title=箱わなと囲いわなによるシカ捕獲の基本|url=http://www.wmi-hyogo.jp/upload/database/DA00000024.pdf|website=兵庫県森林動物研究センター|accessdate=2023-03-02}}</ref>。動物を誘引餌(ベイト)でおびき出して捕らえるわなをベイトトラップと呼ぶ。餌には米ぬか、[[野菜]]、濃厚飼料、[[粗飼料]]などが用いられる<ref name="hyogo" />。なお、罠の使用等には法規制がある場合がある<ref name="hyogo" />。
[[動物]]を捕獲したい場合に、その動物を誘い出すために使われる。誘引餌とも。実際にはその動物が食べられないものでおびき出すこともある。動物を誘引餌(ベイト)でおびき出して捕らえるわなをベイト[[罠|トラップ]]と呼ぶ。また、餌でおびき出して動物に近づき、次第に人間に慣れさせるのを[[餌付け]]という。
 
=== 微生物釣り餌 ===
微生物を餌で釣り出すのを[[釣り餌法]]という。
 
=== 魚(釣り) ===
[[File:Redwiggler1.jpg|thumb|right|[[ミミズ]]([[w:Red wiggler|Red wiggler]])]]
[[ファイル:シリアカニクバエ幼虫.jpg|thumb|right|[[蛆|サシ]]]]
[[File:Achroia grisella caterpillars kleine wasmot rupsen (1).jpg|thumb|right|[[イモムシ|ワックスワーム]]([[w:Waxworm|Waxworm]])]]
'''釣り餌'''({{lang-en-short|[[w:Fishing bait|Fishing bait]]}})を用いて魚を誘う餌釣りと、ルアーなど[[疑似餌]]を用いる釣りがある<ref name="yamaguchi" />。
 
このうち餌釣りの餌の使用法には付け餌と撒き餌(コマセ)がある
'''釣り餌'''({{lang-en-short|[[w:Fishing bait|Fishing bait]]}})。
* 付け餌
[[釣り針]]に取り付けて魚が針に食いつくようしむける。対象魚の性質と釣りの方法に応じて使い分ける。
** [[釣り針]]の針先に付ける餌<ref name="yamaguchi" />。
** 海釣りでは、イソメ類、切り身エサ(サバ、カツオ、イカなどの切り身を使った短冊)、[[オキアミ]]([[w:Krill fishery|Krill fishery]])、生き餌(イワシ、アジ、エビなどを生きたままかけるもの)、イワシなどの魚の塩漬けなど多様な餌を用いる<ref>{{Cite book |和書 |author= |title=基礎から始める 沖釣り入門 |publisher=つり情報編集部 |year=2008 |pages=64-68}}</ref>。このほか[[練り餌]]や[[ボイリー]]もある。イソメ類には[[イソメ]]([[w:Eunicida|Eunicida]])や[[ゴカイ]]([[w:Hediste diversicolor|Hediste diversicolor]])などがある。
** [[渓流釣り]]では[[トビケラ]]などの[[水生昆虫]]の幼虫、あるいはその周辺で見られるそれらの成虫を使う。また、[[ミミズ]]([[w:Red wiggler|Red wiggler]])、[[蛆|サシ]]([[w:Rat-tailed maggot|Rat-tailed maggot]])、[[ブドウスカシバ|ブドウ虫]]([[w:Waxworm|Waxworm]])、[[イクラ]]([[w:Salmon roe|Salmon roe]])など[[渓流]]釣り餌として、[[イソメ]]([[w:Eunicida|Eunicida]])、[[ゴカイ]]([[w:Hediste diversicolor|Hediste diversicolor]])、[[オキアミ]]([[w:Krill fishery|Krill fishery]])などは海釣り餌として市販されている。
* [[まき餌|撒き餌]](コマセ)
** 船や磯、堤防などから撒いて魚をおびき寄せるための餌<ref name="yamaguchi">{{Cite book |和書 |author=山口充 |title=新版 海釣り完全BOOK |publisher=メイツ出版 |year=2020 |pages=20-21}}</ref>。
 
=== 微生物 ===
素朴な釣りでは、その場で得られる小動物を餌にする場合が多い。たとえば[[渓流釣り]]では[[トビケラ]]などの[[水生昆虫]]の幼虫、あるいはその周辺で見られるそれらの成虫を使う。また、海釣りではイソメやゴカイ、オキアミなどのほか、小魚、エビ、イカなどを使う。これはそこに棲んでいる魚類はその場に見られる小動物を本来の餌としているので、それを餌に使うのは理にかなっている。一部には魚肉ソーセージや果物などを餌にすることもある。
微生物を餌で釣り出すのを[[釣り餌法]]という。
 
== 比喩 ==
[[ミミズ]]([[w:Red wiggler|Red wiggler]])、[[蛆|サシ]]([[w:Rat-tailed maggot|Rat-tailed maggot]])、[[ブドウスカシバ|ブドウ虫]]([[w:Waxworm|Waxworm]])、[[イクラ]]([[w:Salmon roe|Salmon roe]])など[[渓流]]釣り餌として、[[イソメ]]([[w:Eunicida|Eunicida]])、[[ゴカイ]]([[w:Hediste diversicolor|Hediste diversicolor]])、[[オキアミ]]([[w:Krill fishery|Krill fishery]])などは海釣り餌として市販されている。
転じて、人間を誘惑する際に使う品物や報酬などのことを餌と呼ぶ。この場合の餌は、食物でないことのほうが多い
 
== 脚注 ==
針につけない場合もある。また、魚を一カ所に呼び集めるために餌をばらまくのを[[まき餌]]という。
{{Reflist}}
 
釣りの餌には、[[生き餌]]、[[練り餌]]、[[疑似餌]]、[[まき餌]]、[[ボイリー]]がある。
 
== 比喩 ==
転じて、人間を誘惑する際に使う品物や報酬などのことを餌と呼ぶ。この場合の餌は、食物でないことのほうが多い。
 
== 関連項目 ==
* [[餌付け]]
* [[貯食行動]] - 動物が餌を貯める行動