「生大刀」の版間の差分

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[[大国主|大己貴命]]が兄たち[[八十神]]の追撃から逃れるべく逃げ込んだ[[根の国|根之堅州国]]で、[[スサノオ|須佐之男命]]の娘・[[スセリビメ|須勢理毘売命]]と出会い、二柱の神は一目惚れした。
しかし須佐之男は大己貴に様々な試練を課し、時には命を落としかけることもあった。そこで大己貴は、須佐之男に頼まれて髪のムカデ取りをしているように見せかけ、須佐之男が眠ったところで彼の髪を柱に結びつけた。そして'''生大刀'''、'''生弓矢'''、'''天詔琴'''の神器と須勢理毘売を背負って逃げようとした<ref>{{Cite book |和書 |author=戸部民夫|authorlink=戸部民夫 |title=日本神話 - 神々の壮麗なるドラマ |publisher=[[新紀元社]] |series=[[Truth In Fantasy]] 63 |date=2003年10月 |isbn=978-4-7753-0203-3 |page=88 }}</ref>。
ところが天詔琴が木に当たって鳴り響き、須佐之男が目を覚まして、須勢理毘売を背負った大己貴を葦原中国に通じる[[黄泉比良坂]]まで追いかけて来てしまうが、立ち止まり「お前が持つ大刀と弓矢で従わない八十神を山へ追い伏せ、川の瀬に追い払え。そしてお前が大国主、また宇都志国玉神(ウツシクニタマ)になって、須勢理毘売を妻として立派な宮殿を建てて住め。この野郎め」と言った。
新たな名を授けられた[[大国主神]]は、その生大刀と生弓矢で八十神を倒し、葦原中国を治めたとされる。