「固着性」の版間の差分

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固着性動物には、その体の形に一定の共通した進化の傾向があるようである。
 
* 一つは、定義上当然のことながら、運動器官の退化である。同時に固着のための構造が発達する。
 
* また、体の構造から左右対称性が失われ、放射相称になる傾向がある。特に、触手を広げる型のものでその傾向が強い。触手を体の一部から発達させる場合、触手を大きく広げた方がいいから、どうしても放射状に広げる形になりやすい。口は触手の基部に位置することになる。また、体の反対側で基盤上に固定することから、肛門も上に開き、口のそばに来るものがよくある。このような体の構成は、刺胞動物、外肛動物、内肛動物、[[蔓脚類]]などにほぼ共通している。