「トリック (推理小説)」の版間の差分

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: 叙述トリックは、そのままの形で用いられることもあるが、作中に引用される捜査資料として利用されることもある(探偵が発見した手記や[[直接話法]]で記述される証言、他の探偵の捜査記録等を原文のまま全部引用するという様式)。このような方法を取れば、作中の探偵と読者が同一の手がかりを得るという、本格推理小説の要請と叙述トリックの面白みを、問題なく両立させることができる。
 
: 映像作品でも、叙述トリックはしばしば用いられる。映像であることを積極的に利用したもので、例えば[[銭形愛|あるBS-i]]のドラマ[[ケータイ刑事 銭形愛]]では、「劇中劇のカメラマンが犯人である」という心理トリック及び叙述トリックを用いている。この作品では劇中劇のうち、犯人を特定するまでがワンカメ、ワンカットで撮影され、カメラマンが終止交代しなかったと思い込ませることによって、視聴者を騙す叙述トリックを成立させている。また劇中劇であることが明示されず、本編と劇中劇の区別が曖昧になっており、メタミステリの手法も用いている。
 
; 密室トリック